2023年11月2日木曜日

タアモ たいようのいえ 10巻

真魚と基と大樹の周りの人を思いやる気持ちがよかったです。


俺のことを考えてもらうために言ったんだ、と大樹は言い、真魚は何て言っていいか困ります。


基は真魚と大樹の帰りが遅くてイライラしています。

真魚と大樹が帰って来ます。

真魚は寝ると言い、明日から実家に帰ると言います。

基は真魚の様子がおかしいので何かあったと感じます。

大樹も風呂には入って寝ると言います。



翌日学校で真魚は千尋に大樹とのことを話します。

千尋は明らかにおかしい態度です。しらを切り通さずすぐに白状します。

真魚は千尋から見て自分は大樹にひどいことをしていたか、ひどい奴だったか訊ねます。

千尋はひどい奴だったと応えます。

真魚は大樹を傷付けてきたのだとはっきりわかります。


真魚は大樹に基のことが好きだからと断ります。

大樹は基とどっちが優良なのか考えてみてと言い、帰ろうと言います。

真魚は今日は実家に帰ると言います。

大樹は逃げるんだと言います。



真魚は実家に帰っても落ち込んだままです。

父親はそんな真魚を見てイライラします。



翌日、真魚は新しいお母さんと話し、基の家に行きます。

途中神社に寄ります。そこで陽菜を見つけます。

陽菜は基と大樹には秘密、高校を見に来て今から仙台に帰るところ、真魚に会えてよかったと言います。

真魚は絶好の機会だと感じ、一人じゃ戻りづらいことがあってという理由を話し、一緒に基の家に帰ろうと言います。

陽菜は少し考え、うん、と返事します。

真魚は陽菜の手を引いて家に急ぎます。

つないだ手は陽菜によってほどかれます。

「真魚ちゃんは嘘が下手だね 私がいなくてもちゃんと帰れたのに またね ありがとう」

陽菜は仙台に帰っていきます。



真魚は一人で基のところに戻ります。基に旅行の行き先は仙台がいいと言います。

基はみんなで陽菜に会えるかもしれないと考えます。

大樹は黙って聞いています。

真魚は部屋に行き、家族のこと、基と大樹と陽菜のことをきちんと考えようと決めます。



大樹は真魚に好きだと言ったと基に言います。

基は真魚の様子がおかしい理由がわかり、大樹に真魚に手を出すなと言います。

大樹は基の気持ちが知りたいと言います。

基は真魚が好きだと、大樹のことも大事でこの家を守りたかったから言えなかったと言います。

大樹は基の気持ちを知り、聞きたかったのに聞きたくなかったとどうしようもない気持ちになります。



クリスマスが近づいてきます。

真魚は放課後千尋とブラブラしています。

千尋は織田くんと過ごすクリスマスを想像して浮かれています。

真魚にとってはクリスマスは特別なものではなく、世の中が浮かれているのに一人で過ごしていたさみしい思い出しかなく楽しみではありません。そのことは千尋に黙っています。



大樹にとってもクリスマスはいい思い出はないようです。

兄妹と離ればなれになることが決まった記憶がよみがえります。

あの時の基の気持ち、真魚が変えた基の気持ち、ずっと自分を思ってくれていた基の気持ちを考えます。家を出ようと思っていたようで、いろいろ考えてみてやめることにします。

バイトに行くとバイト仲間に合コンに誘われます。

合コンの場でも基や真魚のことを考えます。そして、区切りをつける決意をします。

帰宅途中公園で真魚を見つけます。

真魚の頭にうっすら雪が積もっています。

大樹は真魚を抱きしめます。区切りをつけようと決心したはずなのに気持ちがうまく整理できずにいます。

真魚は懸命に自分の気持ちを話します。

大樹は感情を抑え、

「あっぞう わかった」

となんでもないように淡々と返事します。家に帰ろうと手をつないで帰ります。帰り道の道のりできちんと気持ちに線を引きます。



帰宅して大樹は基に早いけどと言って、クリスマスプレゼントを渡します。

そばで聞いていた真魚は、

(ありがと… 大樹)

と心の中でつぶやきます。



大樹はバイトを行くと、バイト仲間から指名が入った言われます。個室に行くとそこには酔っ払った杉本さんがいました。

大樹がご注文は? と言うと、杉本さんは何か相談事があるようです。少しだけ話しをします。



朝食を食べながら、大樹はクリスマスの予定について話します。

基は来年は陽菜がいるだろうから、三人で過ごす最初で最後のクリスマスになるだろう言います。

大樹はその日はバイトだから基と真魚の二人でどうぞと言います。

真魚もクリスマスは実家に帰ろうと思ってると言います。

基はなんだ一人かとがっかりします。



真魚は千尋とプレゼントを買いに行きます。

結衣に色鉛筆を贈ります。

真魚は旅行の行き先を京都から仙台に変更したいと言います。

父親は勝手にしろ、出てくると言います。



陽菜のところに基からプレゼントが届きます。

陽菜は基の気持ちを踏みにじってばかりいると言います。

陽菜が世話になっている家の親戚のおばさんは、そう思うのならちゃんとお礼くらいしないとねと言います。



陽菜は基に電話をかけます。プレゼントのお礼をして、旅行に行くと言います。

基は陽菜の電話で感動しています。

基は洋菓子店に行くと真魚の父親と会います。真魚のこと、旅行のことを少し話します。

基は帰宅し一人でケーキを食べます。

「ただいまーー!!」

真魚が大きな声を上げて帰って来ます。

真魚は新しいお母さんに行ってあげろと言われ、父親が車で送ってもらったと言います。

大樹も帰って来ます。真魚がいるのでびっくりしています。

真魚は基が一人だと思って戻って来たと言います。

大樹は友達とカラオケに行く約束をしているからすぐに出ると言います。

基は大樹に陽菜が旅行に行くと言ったと言います。

大樹は、

「そう よかったね」

と言い家を出ます。

真魚は喜びます。

真魚は基に父親について話します。

基はプレゼントを贈ります。

真魚と基は大樹を迎えに行きます。



大掃除をして、お節を作ります。

年越しそばを食べて初詣に行きます。

除夜の鐘を聞いて、新年のあいさつをします。

真魚は新しい年になり目標を立てます。

まずは旅行を成功させることです。

続きます。



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