2023年8月10日木曜日

ろびこ 僕と君の大切な話 2巻

浜田まりん(はまりん)という人物が登場します。相沢さん(相沢のぞみ)の友人で、文芸部の部長です。東くん(東司朗)のことは文芸部にたまに顔を出すので知っています。自信がなくて臆病なところがあるのに、人前では強気を見せようとするところが面白いです。

相沢さんは本当に東くんのことが好きなんだよね? と訊きたくなります。東くんに可愛いと思われたいとは思っていないような刺さることを言うのが面白いです。




●ep.7ラブラブですか?

相沢さん(相沢のぞみ)と東くん(東司朗)は中庭のベンチで昼ご飯を食べます。

相沢さんは東くんと一緒にお昼を過ごせるので幸せに満ちあふれた表情です。

クラスメイトが相沢さんと東くんが二人でいることに興味津々です。

仲間に入れてとやってくる者、偶々を装って絡んでくる者、みんなの代表として一人が来てどういう関係なのか訊ねる人が次々とやって来ます。とにかく相沢さんと東くんが気になって仕方ないようです。

環がやって来て、

「東くんと相沢さんは付き合ってるの? ラブラブなの?」

と誰もが訊きたくて仕方ないことをいとも簡単に訊いてしまいます。

相沢さんが立ち上がり、

「付き合ってませんし ラブラブもしていません 私と東くんはただここで友人として話をしているだけです それ以上でも以下でもありません なので あまり騒がれるのは困ります どうか 誤解のないようお願いします」

と言います。

はっきり言葉にしてくれたのでクラスメイトは解散します。

東くんは自分が言うべきことだったと相沢さんに謝ります。そして、

「だからどうか これに懲りずにまた僕と話してほしい」

と言います。

相沢さんは笑顔です。


教室に戻った東くんはクラスメイトに東くんが相沢さんを好きなのだと理解し応援の言葉をかけます。

相沢さんの友人はまりんは、

「…ねえのぞみん のぞみんの好きな人って4組の東?」

と訊ねます。相沢さんの動揺する表情から理解します。



●ep.8猫にひっかかれるとなんだか嬉しい

鮭弁当を食べている東くんのそばにはまりんが地面に座っています。

東くんははまりんを部長と呼びます。

相沢さんがやって来ます。

相沢さんは東くんにはまりん(浜田まりん)を友人と紹介します。

浜田さんは相澤さんに東くんのことを知っていて、部活にたまに顔を出すと言います。

東くんも文芸部には知り合いがいて浜田部長にはお世話になっていると言います。

知らなかった相沢さんは浜田さんに教えてくれればいいのにと言います。

浜田さんは相沢さんに東くんのことを好きって知らなかったと言います。相沢さんと東くんがどれくらい仲がいいのか確かめに来たようです。

「東… あんたなんでのぞみんとここで昼飯食ってんの?」

と訊きます。

東くんは考えに考え抜いて完璧な返答を導き出した気になり応えます。

浜田さんは冷めた感じで対応します。相沢さんと東くんが仲良くするのが気に入らないようです。


お昼ご飯を終え、相沢さんは浜田さんになぜ東くんに素っ気ない態度を取るのか訊ねます。

浜田さんは東くんが女子苦手って言ってるのに相沢さんが美人だから仲良くしようとしていてむかつくと応えます。

相沢さんはありがとうと返し、

「本当に美人だというなら 少しはなびいてほしいものだわ…」

とつぶやきます。

浜田さんは相沢さんがいいならいいんだけどと言い、一人トイレに行きます。個室に入ると隠していた感情を吐き出します。平静を装っていただけで、相沢さんが東くんに恋しているのがわかり、相手が東くんなのが腹が立つし、何より相沢さんが遠くに感じてさみしくなります。誰にもぶつけられない感情があふれています。


相沢さんは東くんに初めて会った時のことを思い出します。それがきっかけで東くんを目で追うようになり、距離を縮めていって、駅にホームの告白に至ります。ようやく相沢さんがどうして東くんなのかがわかりました。


図書室で浜田さんは東くんを見つけ、お昼の態度を謝ります。

東くんは理由を訊き、それだけ相沢さんのことが大事なんだろうと浜田さんの気持ちを推し測って謝る必要はないと言います。

相沢さんが図書室入ってきます。東くんと浜田さんがいてびっくりしています。

相沢さんは浜田さんに東くんと何を話していたのか訊ねます。

浜田さんは相沢さんにも、東くんに素っ気なくしたこと、付き合うとか言われたらどうしようとさみしくなってしまったと謝ります。

相沢さんは、

「何を差し置いても東くんと付き合いたいと常々思っているわ」

と笑顔で応えます。

浜田さんは笑顔でその場は対応します。でも、付き合ったら嫌なので、自分が見ているときは東くんを威嚇することにします。



●ep.9思春期ですから

相沢さんと東くんはいつもの場所でお昼を食べます。

今日は東くんのクラスの女子の傍若無人ぶりについて話します。

そこから相沢さんの質問が始まります。

東くんは自分を偽って質問に答えていきます。そんな自分に嫌気が差してきて額に手を当てて考え込んでしまいます。

そんな東くんを見て相沢さんは顔色が悪いと心配します。

東くんは相沢さんが急に顔を近づけてきたので照れて飛び跳ねてしまい、植え込みに背中から落ちてしまいます。そして、素直に相沢さんの前では格好つけたくなると白状し、相沢さんは自分にとって特殊な人間なのかもしれないと言います。

相沢さんは、

「私のほうこそいい格好しようとしてばかりだわ だって私 東くんに女の子として見てもらいたいんだもの」

と言います。

東くんはそう言う相沢さんの表情に心臓が跳ねます。このタイミングで相沢さんにはっきりさせたいことを言おうとします。しかし、風に邪魔されてタイミングを逃してしまいます。東くんが特殊だと感じる人が特別なのだと気づくにはもう少し時間がかかりそうです。



●ep.10デートに行こう!

相沢さんは映画鑑賞券を入手します。東くんを誘うと、その日は補習だと言われます。

相沢さんは勉強ができるので補習はありません。

東くんはメガネをかけているのに勉強ができません。残念メガネです。

浜田さんも東くんの仲のいいクラスメイトのほとんども補習です。


教室に集まり、補習の前にいろんな話で盛り上がります。

浜田さんは黙って話を聞いていて、心の中で持論を展開しています。


後日、相沢さんは東くんと映画に行くことができました。



●ep.11恋は嵐

相沢さんと東くんがお昼を食べていると環くんがやって来ます。

環くんは相談を始めます。


浜田さんは高橋(カフェイン)くんと何か始まりそうです。


相沢さんは運動場にいる東くんを見つけます。

東くんは相沢さんの視線に気づき手を振ります。

相沢さんは東くんが気づいてくれた慶びを噛み締めています。

環くんが相沢さんに話しかけます。

相沢さんは環くんの踏み出そうとした誘起をとても格好いいと言います。

環くんは自分の意図に気づいてくれた相沢さんにこれまで感じたことのない感情を覚えます。


お昼いつもの場所で東くんは独女をしています。

相沢さんが声をかけます。もう少し寒くなったら中庭でひるごはんは食べられなくなるねと言います。

東くんは相沢さんの顔を見て、

「そうなったら また別の場所を考えなくてはいけないな 大丈夫 僕はいい場所を知っている」

と言います。

相沢さんは二人のお昼ご飯が続くのがうれしいようです。


「何イチャイチャしてるの?」

環くんがやって来ます。相沢さんと東くんが座るベンチに座ります。

相沢さんは東くんと少し距離をとって座っていたので、環くんが座り、東くんの方へ押しやられます。東くんとの距離がグッと近づきます。

「ありがとう」

相沢さんは環くんに感謝します。

続きます。



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