黄龍が自らヨナたちの元にやってきて、四龍がそろいます。
イクスから告げられた神の声を頼りに探していた四龍全員が仲間になりました。
ヨナは四龍とともに、これからどうしていきたいか心に決めているようです。
スウォンの行動が描かれています。
王となり着実に計画を進めているようです。
今後もスウォン側を描くことがありそうです。
ジェハが捕まえた小鹿をヨナがさばこうとしていると、どこからかやってきた青年がなんか美味しそうな匂いがしたんで来ちゃったと腹を鳴らして小鹿を見つめています。
ヨナが誘うと、青年はもりもり肉を食べます。
ヨナとハクとユンは黄龍について話をしているとキジャとジェハが硬い表情で青年を見つめています。
「さっきからそこで肉食べてる子 …なんだけど 黄龍…… だと思うよ」
その言葉にみんな驚きます。
青年は肉を食べながら名はゼノと自己紹介します。
ヨナは、
「四龍を探して力を貸してもらってるんだけど あなたにも…」
と言うと、ゼノは、
「いいよ」
と、四龍の中で最速で仲間になることが決まりました。
キジャは四龍が自分の代で集まれたことに感動しています。
ゼノはそんなキジャを温かい表情で見つめます。
ユンは四龍に仲間になってもらうという目的を達成したので、この次どこへ向かうべきか神官イクスに聞きに行こうといいます。
一行は風の地北山の谷へ戻ります。
イクスは四龍を見て、
「王を守護する剣と盾が現れるには、もう少し時間が必要なようです その時が来たら きっとわかるでしょう」
と言います。
すると、つかみどころのない黄龍ゼノがヨナに、
「娘さん 四龍を集めてどうしたい?」
と投げかけます。
ヨナはその場では何も言わず、夜になってイクスに胸の内を打ち明けます。
自分の足で各地を回り、目で見て苦境に立っている人々を助けたいと言います。
スウォンが王に即位してから2カ月半。
スウォンが偶然阿波の港町でヨナに会ったのは、この地に目的があったからなのでした。
地の部族の将軍イ・グンテに会うために地心の都の地心城に向かう途中で阿波の港の周辺の領主ヤン・クムジについて調べているところだったのでした。ヤン・クムジが消息不明と報告を受け、グンテ将軍に会いに行きます。
スウォンはグンテ将軍の信頼を得るため地心城にやって来ました。
グンテ将軍はスウォンがこの国を治めていける王なのか資質を見定められずにいます。
スウォンはまずヤン・クムジが人身売買の現場を押さえられ行方不明だと知らせます。やったのは地元の海賊だといい、咎め立てしないように言います。
海賊を取り締まるなと言われ、グンテはスウォンにこの国の危機をどう考えているのかと聞きます。
スウォンはこの国を強国に再生するという戴冠式の宣言に偽りはないといいます。
鉱山、お茶、模擬戦の催し物。
スウォンの一手一手がグンテを驚かせます。
グンテはスウォンなら本当に高華国を再生させる人物になるかもしれないと思い始めます。
スウォンの狙いがそのとおりになっていく展開が面白かったです。
続きます。
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