池田屋での大活躍により、全国に勇名を馳せた新選組。だが京の人々の彼らへの嫌悪は、逆に深まるばかりだった。傷つき苦悩する清三郎ことセイは…?“池田屋事変”から派生する憎悪、歓喜、果ては恋まで、様々な人間模様を斬新な視点で捉えた幕末青春グラフィティ、絶好調の第7巻ついに登場!
池田屋の残党による新選組隊士への報復、池田屋事変に関わらなかった(関われなかった?)新選組の大幹部山南敬助(やまなみけいすけ)と明里の恋、禁門の変が描かれています。
未然に防いだという功績は世間ではなかなか評価されるというものではなく、新選組の池田屋事変での活躍に京の町では自作自演だったのではないか、と噂をする者や、英雄づらして腹が立つとぼやく者が多くいるのでした。
民衆の声に憤る神谷清三郎をなだめる沖田総司。
こういう場での沖田は知的なのにそれ以外はダメダメなんだろう。
そこが面白いところでもあるんですけどね。
抜けてるところも魅力なんだろうけど、どうしてこんな男に神谷は惚れたのだろうなんて思います。
今回の主役は神谷清三郎ではなく山南敬助です。
まっすぐで不器用で誠実で実にいい描かれかたをしています。
明里との場面は言葉で揺れる山南の心情がよかったです。
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