2017年7月30日日曜日
北条司 Angel Heart エンジェルハート 23巻
カメレオンの香瑩への不用意な発言にリョウと海坊主の殺気が全開になり、カメレオンは命からがら退散します。
リョウと海坊主が命がけで家族を守るという強い決意にゾクゾクしました。
次のストーリーは香瑩がダンスチームに誘われて、チームの人たちとともに感情を共有しようとします。
香瑩自身、リョウと暮らしてきて様々な変化があり、同世代の人たちと同じように笑ったり怒ったりして生きていってほしいという香瑩を見守る周囲が彼女に望んでいた状況を少しずつ手に入れていきます。
このダンスチームに加入して香瑩は自分でも知らなかった意外な欠点を曝してしまいます。香瑩らしいような、らしくないような欠点で笑ってしまいました。
2017年7月28日金曜日
北条司 Angel Heart エンジェルハート 22巻
香瑩のアクションが多くてリョウよりスマートではないけどかっこいいです。
カメレオンの性別はどっちなんだろう。
香瑩が急所に蹴りを入れたのに反応がないところを見ると女性なのかな。
でもリョウが反応しなかったんだよね。
うーん。そんなに気にすることではないのに気にしています。
2017年7月26日水曜日
北条司 Angel Heart エンジェルハート 21巻
貫井里美の娘、紗世は好奇心旺盛で感受性が豊かです。
里美が住んでいる部屋は家族で暮らしているにしては整いすぎていて違和感を感じるし、父親のリョウは何かを隠していると勘ぐり尾行を始めたりします。
自分なりに分かったことをノートに事実関係と推測を書きとめ分析していきます。
すこし変わった女の子です。
里美さんこそが本当の自分の父親だということを紗世が知ったとき、意外にも冷静でした。
混乱しすぎてのことだったのかな。
次の新しい依頼は不思議な縁のエピソードです。
花園学園を運営する森谷美苑。
彼女は香の友人でもともとこの学校設立は香の夢を受け継いだものでした。
この依頼に香瑩(シャンイン)が取り組みます。
2017年7月24日月曜日
北条司 Angel Heart エンジェルハート 20巻
リョウがマオを男として認め、エールを送るシーンはいいシーンでした。
言葉なんていらない、そう思いました。
楊(ヤン)さんが老眼になってしまい、銃の狙いが定まらないようになり、リョウを強引にパートナーにしようと、強引に記憶を改ざんしたり、巧みに誘導したりする「オペレーションナシクズシ」は笑いました。
冴子と楊(ヤン)のバトルも見物です。
貫井里美という女性から夫を演じてほしいという依頼を引き受けます。
依頼の内容にリョウはうれしさ爆発。
しかし、それもつかの間で、貫井里美は性別を偽っていたことがわかり、あからさまにしょんぼりしてします。いつものパターンです。
2017年7月22日土曜日
ヤマザキマリ テルマエ・ロマエ 2巻
逃げた嫁!!暴れる異民族!!悩める皇帝!!様々な問題に真正面から立ち向かうローマ人の鑑・ルシウス!!彼の活力の源泉は風呂!!彼の活躍の場も風呂!!トラブルに巻き込まれるのも風呂!!とくかく風呂!!
どの民族よりも位の高いはずのローマ人。なはずのに、ルシウスは得体の知れない「平たい顔族」(ルシウスは日本人をこう呼んでいます)の高度な発明、発想の計り知れなさに恐れを抱きます。
絵で風呂に入る手順を説明する方法の効果、湯を運ぶための管から発生する熱を利用する知恵、子供が楽しめる浴場、古くなった公衆浴場の再生などが描かれています。
ルシウスは湯を使って植物を育てたり、娯楽遊戯を作ったりします。
彼の功績はこれまでの公衆浴場を廃業寸前に追い込みます。
ローマにとって良かれと思い取り入れた平たい顔族の様々なアイデア。古きものを大切にするルシウスが寂れてしまった公衆浴場に活気を取り戻すためにもアイデアを持って帰り、見事に再生させます。
ウォータースライダー、ラムネのビンのルシウスの反応がおかしかったです。
2017年7月20日木曜日
ヤマザキマリ テルマエ・ロマエ 1巻
古代ローマの設計技師(風呂限定)ルシウス。仕事熱心な彼は浴場のアイディアについて悩みまくり、そのあげく現代日本の銭湯にワープ!?彼は日本と古代ローマ(風呂限定)を往来できる体質になってしまったのだ!!好漢ルシウスの時空を超えた大冒険(風呂限定)が始まった!!
古き良き時代のもののよさを大事にしつつ、快適な浴場を作りたいという情熱を持つ主人公ルシウス・モデストゥス。
あるアクシデントで現代日本にタイムスリップし、ルシウスが最新の風呂設備や入浴から派生する様々なものを見て触れて学び、ローマに持ち帰って一躍人気の設計技師になるという話です。
現代日本で目にする些細なことを見逃さず、ひたすら浴場設計に活かそうとする姿勢や視点が笑いを誘います。
ルシウスは銭湯で、浴場の壁に富士山が描かれていることに、洗面器、椅子、脱衣場の網カゴ、広告ポスターの精巧さに驚き、入浴後に飲んだフルーツ牛乳の体にしみわたる甘さに感動します。
再びローマに戻り、目にしたことをローマの公衆浴場に活かします。
牛乳キャップと栓抜き仕組みをしっかり見ていなかったことに後悔するオチが面白かったです。
露天風呂では、野外の浴場でよりリラックスできる方法を学び依頼人を満足させます。
湯に入りながらお酒を飲むということを初めにやってみようと思った人物って誰なんだろう? 温泉が湧くところで自然に発生したものなのでしょうか。
ルシウスは現代の家庭用の風呂や最新鋭の風呂システムからも学び、ローマに持ち帰り、依頼人を満足させるのでした。
現代の文明の利器に悩んだり驚いたり、格闘するルシウスが面白かったです。
2017年7月18日火曜日
西炯子 電波の男よ
●波のむこうに
もし美人なら、どんなに楽しい人生なのだろう。
生きることに絶望した教師が、毒と書かれたビンに入った液体を飲みほし、美女に変身し世界が一変するお話です。
想像してた日々が訪れ、最上の気分を味わうところや、変身する前と変わらなく接する男との会話に、手に入れた一瞬のきらめきを謳歌するのと、変化したことにとらわれず、いつもどおりに接する人物を大切にするのを選ぶのは、当然後者とは言い切れない部分もあるんじゃないかなと思いました。
●電波の男よ
白馬の王子を待っているというヒロインは行動的で、意中の人を探し求め判明したとたん弱気になってしまうヒーローがうまくつり合っていて面白かったです。
声の記憶って案外しっかりしているもので、似ている声を人ごみの中でも聞き分けたり、少し声に変化があっても分かってしまうことがあります。
受話器の向こうの声を聞いたその瞬間に記憶がどっとよみがえったときの混乱は大変なものだったんだろうな。
入間野浜子がエレベーターで大河内寿三郎の声を聞いて、この人だ…、と思ったときと大河内が受話器での声を聞いたときのコミカルさが面白かったです。
●海の満ちる音
失うことを恐れて、何も持っていなかったことに気づかなかった女性とやり直せるものならやり直したいが同じ過ちをくりかえしてしまうことを恐れる男性のお話です。
失うかもしれないならと消極的になったり、自分の欠点をさらけ出すのがこわいのってそれが大事であればあるほど大きくなってしまいます。
家のくだりの二人の探りあいがよかったです。
2017年7月16日日曜日
アサミ・マート 木造迷宮 5巻
●ダンナさんの本
読めない字が多いヤイさん。
それでもダンナさまがどんな作品を書いているのか知りたくて、セッコさんの学校の先生に手伝ってもらいながら、ひとつのお話を最後まで読み終えます。
ダンナさまがどういうお話を書いているか少しわかり、シバタニコーイチの作品のファンがここにもいたことを知ったヤイさんでした。
●台風の夜
台風が上陸するというので、停電に備えてローソクや電池を用意し早めに夕食を作っておいて備えるダンナさんとヤイさん。
うなる風の音が怖くてひとりで居られないヤイさんと慣れた感じのダンナさん。
非日常の出来事だからなのか遠慮せずに自分の気持ちを打ち明けられるようになったヤイさんでした。
●ヤイさんとサエコさん
お酒を一緒に飲もうとヤイさんを自宅に誘うサエコさん。
お屋敷を出てサエコさんの家に世話になるヤイさん。
そしてヤイさんにダンナさんを紹介したいきさつを回想しながらの食事で、二人の優しさと純粋さが伝わってきました。
●巫女さん
大みそか。
小さな神社が人手不足でお手伝いすることになったヤイさん。
巫女の姿で甘酒と笑顔を配るという噂が口伝えに広がり、例年お参りに来る人は少なかった神社がこの日は人であふれかえります。
どこででも幸せを運んでくるヤイさんでした。
●メガネとヤイさん
メガネをかけてしゃべり口調まで変わるヤイさんがかわいらしいです。
メガネをかけると賢くなるような気がするそうです。
頑張って勉強してシバタニコーイチの作品がひとりで読めるようになって欲しいなと思いました。
●ヤイさんと勉強と本
ダンナさんに対しての感情を自覚するのが待ち遠しいヤイさんの心情が描かれています。
どうしてシバタニコーイチの作品を読んでみたいのか。
その気持ちがわかったときのヤイさんが描かれるのが楽しみです。
アサミ・マート 木造迷宮 5巻
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2017年7月14日金曜日
アサミ・マート 木造迷宮 4巻
●コタツ
短時間でこれだけ多彩な表情をされたらダンナさんはドキドキしっぱなしでしょうね。
●陽だまり散髪
ヤイさんの理想には髭が欠かせないようです。
●夢の女学生
偶然が重なって、ヤイさん念願の学生服で学校の授業を受けることになります。うれしそうにはしゃいでいるヤイさんが楽しそうです。
●夕やけと女学生
学校でどんなところだろう?とずっと思っていたんでしょうね。同じくらいの年の子達が一緒に楽しそうに話したり遊んだりしている姿をただ見ているだけの幼少時代の思い出に切なさを感じます。
●特別な日
柴谷広一の新作の発売日。そわそわするサエコさん。新作を手にし、たまたま立ち寄った喫茶店がセッコのお店というめぐり合わせがちょっとよかったです。サエコさんの家の本棚に並ぶ本が想いの深さを感じさせてくれます。
●夏祭り
言ってほしいときに言われなかったけど、その日のうちにダンナさんからその言葉を聞けてヤイさんは幸せだったろうな思います。
●ちょっとHな…
ダンナさんには刺激が強すぎです。
アサミ・マート 木造迷宮 4巻
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2017年7月12日水曜日
アサミ・マート 木造迷宮 3巻
●おでかけ
なによりヤイさんが喜ぶ贈り物はダンナさんからのものなんだと思う話でした。
●エプロン
こういうときにダンナさんが喫茶店に行ったら、ヤイさんの人気ぶりに慌てるだろうと思います。
●図書館にて
あらら、セッコちゃんが憧れの作家とダンナさまを重ね始めました。
●行水
ダンナさんの必死ぶりが面白かったです。
●おヤイちゃん
サンマで思い出す切ない記憶。しんみりとしました。
●温泉旅行
宿泊した宿が大ダンナさまと暮らした場所の近くだと知り、お屋敷に行ってみようとするヤイさん。
何が待っているのだろう。
●帰郷
いろんなことが変化していました。
思い出に浸っているところにダンナさんがやって来てヤイさんをぽやーっとさせる一言をさらっと言ってのけます。
いい場面でした。
アサミ・マート 木造迷宮 3巻
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2017年7月10日月曜日
アサミ・マート 木造迷宮 2巻
ほのぼのした気持ちにさせてくれる作品です。
ヤイさんは気配り上手です。
セッコさん意外と近くにいたダンナさんのファンです。
ダンナさんとヤイさんは負けず嫌いです。
ガチャガチャ。セッコさんとヤイさんのお料理教室。
風邪をひいたサエコさん。
年越し。
特に最後の二つの話はよかったです
●迷い道
心を支えてくれるヤイさんに感動するダンナさん。
とてもいい距離感です。
●夕ぐれに…
アイデアを練るために通う喫茶店のウェイトレスが柴谷広一のファンなのでした。
分からないだけで身近にいるものなのかもしれないと思う話でした。
●ケン玉
得意なことはムキになるダンナさんとヤイさんでした。
●ガチャガチャ
ダンナさんのつけ髭に頬を紅く染めるヤイさん。ヤイさんがポーっとなるから生やすべきですよ。
●肉ジャガ
再びセッコちゃんが登場します。
憧れの作家が喫茶店に通うあの人が同一人物だと気づくのはいつでしょう。
●風邪
サエコさんもダンナさんのいい所を知る女性なんですね。
●年越し
ダンナさんが頑張って言えました。
アサミ・マート 木造迷宮 2巻
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2017年7月8日土曜日
アサミ・マート 木造迷宮 1巻
世間の片隅で三文小説を書いて暮らす冴えない独身男のダンナさん。
でもそんな彼の家には、可愛くて家事上手な女中の「ヤイさん」がいる…。照れ屋で気持ちを伝えるのが苦手なふたりの恋愛未満ほのぼの日常ストーリー♪
●うたたね
三文小説を書いているダンナさま(シバタニコーイチ)とその家に住み込みの女中として働くヤイさんのほのぼのした話です。
ダンナさまは照れ屋で小心者だけど、優しくて真面目な人です。
ヤイさんはのんびり屋でドジだけど一生懸命で気配り上手です。
二人の関係はフワッとした和やかな気持ちにさせてくれます。
天気のいい昼間。ダンナさまが空腹で部屋から降りてくると、ヤイさんは気持ち良さそうにうたた寝しています。
起こすのは気が引けて、起きるまで待っていようと腰を下ろすと、ダンナさまは徹夜明けのためすぐさま眠りに落ちてしまいます。
目を覚ましたヤイさんは側でダンナさまが居眠りしているので途中だった掃除を後回しにし、干してあったフトンを取り込もうとします。
縁側までもっていくと、干したフトンのあまりの心地よさに再び眠りに落ちます。
夕方、ダンナさまは目を覚まします。
しまいかけた布団に顔をうずめ、ヤイさんは先ほどよりも気持ちよさそうに眠っています。
ダンナさまは起こすのは気が引け、ヤイさんの寝顔を眺めていると再び睡魔が。
ダンナさまはほのかに香るセッケンの匂いで眠りから覚めると頬に柔らかい感触が。
ヤイさんがヒザマクラをしていてくれたのでした。
慌てるダンナさま。
今日はうたた寝ばかりしていて何もできなかったからと微笑むヤイさん。
なんだろうこのふたりの距離感とヤイさんの心配り。
ドギマキするダンナさまが面白かったです。
●柿八年
ある秋の日。
自宅になった柿をダンナさんが採り、ヤイさんそれを美味しそうに食べます。
柿をひとつふたつ木に残してあるのに気づき、ダンナさんに訊ねると、
「彼らのためにとっておいてあげましょう」
と渡り鳥を見てなにかわからないポーズととりながら言うのでした。
和やかに渡り鳥が柿をついばむのを眺めていたのに、あろうことか、渡り鳥がフンをし、それがダンナさんの顔に狙いをつけたかのようにまともにかかってしまいます。
ダンナさんは怒り狂います。
柿を全部とってしまおうとします。
だけど、残っている柿は手の届かない高いところになっています。
ヤイさんと協力しあれこれ考えた末、ダンナさんが支え、ヤイさんを肩車するという普段のダンナさんなら考えついても行動に移すことが出来なさそうなことをやってのけます。
われに返ったというか、ちょっと考えしまい、興奮してぶっ倒れてしまうダンナさまが面白かったです。
●月見酒
ある日の眠れない夜。
寝酒でもしようということになり、熱燗をつけるヤイさん。
照れ屋さんなのに、ヤイさんにこういう願望が心のどこかにあって、妄想を思い描いているんですね。
●恋敵
ヤイさんは物憂げな表情でちょっと様子がおかしいです。
ぼーっとしていることが多く、ため息をついています。
ダンナさんはあれこれ推測すると、もしかして恋をしているんじゃないか、誰か好きなひとがいるんじゃないかという方向に考えがおよび、いてもたってもいられまえん。
恋敵の存在はなく、子犬で済んだのだから、ヤイさんが喜んでくれるなら苦手な犬もなんのその。
もうダンナさんはヤイさんに夢中なんだなという話でした。
●自転車
ダンナさんは帰りが遅いヤイさんを心配しています。
鼻緒が切れてしまい歩けなくなり、途方にくれているヤイさんを見つけ、
「どうぞ」
とオンブの姿勢で待つと、重いからと遠慮され、ダンナさんは落胆します。
と、すぐにヤイさんのために自転車を用意してくるところにダンナさんの優しさを感じます。
●台風少女
ダンナさんのいい所を知っている少女が現れます。
ダンナさんの人柄の良さを感じるいい話でした。
●爆睡
ヤイさんの頑張りがなくてもダンナさんは目を覚まさなかったんじゃないかな。
●年上の女
「ここが一番落ち着くみたいで…」
ダンナさんに聞かせてあげたいです。
●思い出
うまくコミュニケーションがとれない者同士のぎこちなさが面白かったです。
●ずっと ここに…
そっか。ヤイさんは自分がダンナさんをどう思ってるかきづいていないんですね。
アサミ・マート 木造迷宮 1巻
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2017年7月6日木曜日
矢沢あい NANA
読み切りとして単発で描かれた、小松奈々と大崎ナナの二人の女の子。
NANAという同じ名前をもった二人のそれぞれが上京するまでの物語が描かれています。
●2巻
上京する電車の中でふたりのNANAの出会い。
マンションの707号室での二度目の出会い。
尋ねてくるナナの同郷の友達のノブ。
ドラマチックに展開する漫画です。
●3巻
犬っぽい奈々と猫っぽいナナ。
互いの足りないところを補い合っているような面白い関係です。
ベースの新メンバー、シンが加入します。
「尊敬しているギタリストは?」
というナナの問いに、
「本城蓮」
と答えるシン。
複雑な表情をするナナとノブ。
38ページの奈々がシンにトラネスのことをはなしている横で、
「え?」
とナナを振り返るノブが面白いです。
42ページのシーンはいいですね。
ヤスも地元を引き払って上京。
ナナが一番心待ちにしていたのはヤスが上京してバンドに加入してくれることだったんですね。
●4巻
奈々の失恋。
ブラストの東京での初ライブ。
トラネスのライブ最前列のチケット。
ナナとトラネスのレンとの関係。
これでもかというくらい劇的な展開が押し寄せてきます。
この漫画の主要女キャラは同名のヒット曲から選んだわけじゃないんですね。
作者のことばに書いてありました。
曲のタイトルや歌詞に書かれている女性の名前をあえて選んでいるんだと思っていました。
●5巻
レンとのことでナナが奈々に用意したご褒美はちょっと感動します。
ヤスがトラネスのメンバー全員と知り合いで、ヴォーカルのレイラのことでのタクミとヤスのやりとり、ヤスとレイラの過去をナナもノブも知らなかったというエピソードが面白かったです。
ヤスは謎が多い人物です。
●6巻
ファミレスでのヤスとナナの会話が面白かったです。
●7巻
タクミの、
「いきなり非通知拒否設定にするその心はー?」
間髪いれずレイラが、
「タクミなんか大っ嫌ーい」
が面白かったです。
●8巻
ナナが奈々と初めて出会う電車に乗る前の、プラットフォームでのヤスとの会話から始まります。
この巻も事態は急展開します。
表情の揺れが物語に入り込ませます。
●9巻
最後にNANA特別編としてトラネスのナオキを中心に学生時代を描いています。
ヤスもタクミもレンもレイラも幼いです。
ナナの様子が理想と現実のズレでもがいて少しずつ平常の精神が保てなくなっていきます。
●10巻
「ハチ公見てなよ」
「あんたの望みは絶対叶えてやるから」
名場面です。
●11巻
奈々の家族、とくにお父さんと妹の奈美がツボです。
おもしろいキャラクターだな。
●12巻
皐の登場。
顔が大人っぽいです。
ヤスのかつらはアフロが一番似合うと思います
。シンの変装はハマり過ぎです。
●13巻
奈々の家族は最高に和みます。
●14巻
ブラストは販促営業で大阪へ行き、上原美里という美里ちゃんと同姓同名のナナによく似た女の子のファンレターを見つけてメンバーで大盛り上がり。
美里ちゃんはブラストが所属する四海コーポレーションにマネジャーとして採用されます。
ストーリーが複雑になっていきそうです。
●15巻
最後に出てきた皐はノブから人形を貰った花火のときの皐と時間軸でいうと、前の出来事なのでしょうか、それともあとの出来事なのでしょうか。
●16巻
表紙のナナとのカラオケで奈々は何を歌っているんだろう。
冒頭の金色の長い髪の女は誰?二の腕のタトゥーとダイヤの指輪。
ナナなのかな。
ナナの母親らしき人物が大阪の上原美里の母親のようで、その真相を知っている美里ちゃんはどういう関係なんだろう。
どのようにつながっていくのでしょうか、楽しみです。
番外編のノブが楽しかったです。
登場人物全員の番外編が読みたいです。
ヤスがスキンにした理由や音楽を始めるきっかけ、タクミとレイラの出会いなんかも読んでみたいです。
●17巻
倉田が撮った金髪の女性はナナだったみたいです。
徹底的に調査するのがモットーの美里ちゃんでも、ヤスの素性はわからないようです。
ミステリアスな男です。
レイラがなんだかものすごくかわいそうに思えてきました。
●18巻
奈々はなぜレンと暮らしているんだろう。
ナナがいなくなってレンが壊れてしまったのかな。
ブラストも活動していないみたいだし。
皐はどうしているんだろう。
以前大きな家でタクミと皐と奈々が三人で暮らしている場面があったけど、あれは今回の出来事の前なのか、それともあとの話なのか。
はやくストーリーがひとつの線になってほしいような、ゆっくり描いていってほしいような複雑な気持ちです。
●19巻
すこし先の未来では「レン」と「蓮」が二人いるようです。
18巻のノブがハチに尋ねるギターばっかり弾いている「レン」は小さいほうのレンのようです。
ハチのお腹にいるのは皐ではなく蓮なのかな、二人目が皐なのかな?
ハチが皐に誰にチョコレートを渡したいのか問いつめるときに、
「お兄ちゃん?」
と言っていたので、二人は兄妹なのか?と思えたりもします。
でも蓮が皐のお兄ちゃんだったらいるべきところにいないからおかしい気がします。
レンは精神が崩壊寸前だし、タクミは冷静さを失いつつあります。
どうなっていくんだろう。
2017年7月4日火曜日
西ゆうじ ひきの真二 華中華(ハナ・チャイナ) 9巻
上海亭のチャーハンを作っている料理人の正体を突き止めようとする島野、バレてしまわないかとドキドキするおじいさんとおばあさんとハナちゃん。
とりあえず島野には嘘をついて追及は免れましたが後ろめたい気持ちが残ります。
島野さんの補助のため上海亭に行けなくなり、居なくてもできるチャーハンを考えたり、陳料理長の発想を利用したりとドラマが生まれて面白かったです。
2017年7月2日日曜日
西ゆうじ ひきの真二 華中華(ハナ・チャイナ) 8巻
上海亭のおじいさんおばあさんから贈られたお祝いで新婚旅行に行ったり、玉環と再会しスカウトされたり、初の(とても高度な)文句を言われ、反省も踏まえて同じ食材で作ったり、客のために手頃な価格帯のチャーハンを作ってみたりとさらに成長をみせるハナちゃんでした。
とっても濃いルパンに似たキャラクター島野敏郎が登場。ハナちゃんは料理、素材の知識、探究心があり努力家な彼から学ぶことが多くて料理人としてたくさんの刺激を受けています。