2017年4月8日土曜日

あだち充 虹色とうがらし 4巻

遠くて、近い未来の地球とよく似た星で、江戸の長屋に暮らす七人の異母兄弟たち。彼らの父親はなんと江戸のお殿様。そんなこともつゆ知らず、けなげに母親の墓参りへと旅立つ一行。次なる目的は、長男・胡麻の故郷の木豆大島。しかし、その船中でも得体の知れぬ刺客に狙われる!さらには将軍の弟・貴光の刺客が菜種を襲い、菜種は催眠術に掛かってしまう。術に落ちた菜種は、なんと七味に斬りかかる…


山椒の故郷で、胡麻の故郷に向かう船の上で、兄弟を狙う者同士が自滅していきます。
一方で江戸には本当に異国から船がやってきて、偉人が江戸に向かってこようとしています。
浮論が何を思って行動しているのか気になります。
将軍の弟貴光はいよいよ行動を起こし、将軍職を取って代わろうと策を講じ始めます。
次に兄弟を狙う刺客は催眠術を使う変装の達人で、まず菜種に狙いを定め術をかけます。
合言葉で催眠術が効くはずが、たまたま内輪で流行った言葉によって回避しそうになったのにはおかしくて笑ってしまいました。
話さなければ菜種はかけられた術に操られずにすんだのにな。
半蔵の陽気さと間の抜けかたはこの物語になくてはならないものになってきました。

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