2017年3月26日日曜日

あだち充 スローステップ 2巻

本気でボクシングに取り組まない秋葉習。
条星学園と練習試合を行なうことになり、習の対戦相手は門松直人の予定で当日逃げないようにと部長が中里美夏に誓約書にサインしてくれないかと持ちかけます。
内容は、
「わたくし中里美夏は秋葉習が門松直人に勝った場合キスを贈ることを誓います」
というものでした。
絶対に習が勝つことはない、あくまで大きな相手から逃げずに全力で闘ってほしいからと説得され、美夏はサインに応じます。
その話を聞いたソフトボール部顧問兼、ボクシング部コーチの山桜は慌てます。
習へのコーチぶりがおかしいです。
でも相手はあの門松直人。
重傷のノイローゼにでもならない限り間違いの起こる可能性はゼロだと余裕に表情です。
焦るのは美夏。
マンションのエレベーターで会った門松直人は大変な状態でした。
聞くと人探しをしていてどこを探しても見つからないといいます。
探している人は変装した美夏だったのです。
そりゃどこを探してもいるわけがないのですが、美夏としても習が門松に勝ってしまうなんてことがあると大変です。
憔悴する門松に練習試合が終わったら会わせてあげると約束します。

習にも山桜にも門松にも同一人物だとバレない美夏。声だって同じなのになんで気づかない?という展開が面白いです。

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