黒船が来航してきたときの日本人の行動が想像していたのと違っていたので驚きました。
冷静に考えてみると、泳いだり、小舟で行けそうな距離にまで船が接近しているのに、ただ眺めるだけなんて考えられません。
本当はこうだったんだろうと思わせる面白い場面でした。
黒船が来たことよりも幕府の役人が追い払う事もできず、すごすごと退散する姿に庶民が驚いたというのはとても新鮮でした。
幕府の呑気な対応にあせる阿部正弘。
幕閣を頼りにせず外様大名と連携し、これまでの幕府の仕組みが徐々に崩されていきます。
黒船が来たときの幕府の対応と慌てぶり、二百五十年間つづいた幕藩体制が大きく転換した出来事、建築土木の重要性が面白かったです。
坂本龍馬が登場します。なんて顔してんだろうというくらい緩みきった顔です。
「西洋通、川路聖謨を勘定奉行に引き上げ江戸へ直ちに戻ってくるよう命じたのである!!」
という103ページの川路聖謨のコマがたまらなくおかしいです。
みなもと太郎 風雲児たち 幕末編 3巻
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