ここは下町、丸子商店街!この、一見フツーの通りに存在するメイド喫茶「シーサイド」。女子高生探偵に憧れる天然少女・嵐山歩鳥とそつのなさで人生をこなす辰野俊子に重厚な服が何げに似合うババァが繰り広げるメイドカフェじゃない、メイド喫茶(自称)コメディー。死や風邪菌、温泉をも弄ぶ石黒ワールド、何が何でも第2巻発動!
チカラの抜け加減が面白いです。
メイド喫茶が舞台での話のはずなのに、メイドの話なんてちっとも出ていません。
プラス思考というか、失敗を悔やまない性格、突飛な行動をする嵐山歩鳥が面白いです。
商店街の寄り合いで行く温泉の顔ぶれで態度を180度変える真田広章と辰野俊子(タッツン)。
拒んでいるそれぞれに意図してかどうかはわからないけど、揺さぶりをかける広章の父勇司と歩鳥の加減が面白いです。
温泉地でのタッツンに対しての気の利かなさ、広章の揺れる恋心と葛藤も面白かったです。
事故に巻き込まれてしまった歩鳥。迎えにきた天使や最後の審判が西洋式だなって思っていると、日本式の手続きが日本っぽすぎて面白かったです。
初めて日をまたぐ経験をする歩鳥の弟猛(たける)。
昼間とは違った町の様子に興奮するところがなんだか懐かしく感じました。
絶妙な場所に登場する警察官松田旬作。歩鳥の性格を知り尽くしているのがおかしかったです。
ツメが甘い広章、ちょっとかわいらしい紺双葉(こんふたば)、出てくるキャラが個性的で面白いです。
クスクス笑いがこみ上げてきます。
醸し出す雰囲気が好きな作品です。
0 件のコメント:
コメントを投稿