2016年7月16日土曜日

志村貴子 青い花 5巻

藤が谷演劇公演、小学生のときふみちゃんがあーちゃんと離ればなれになってからの出来事などが描かれています。

自分が想像もしていなかった世界を、友人から知ったあーちゃんと、姉への手紙から知った大野春花。

多感な時期に揺れ動く感情が面白かったです。

藤が谷演劇祭「鹿鳴館」が上演されます。

あーちゃんの家族と横浜の恵子おばさんはちょこちょこ登場して楽しませてくれます。

井汲京子と上田良子の藤が谷演劇祭史上かつてないほどの演技力とともに芝居が進み、芝居に重ねるように井汲京子の家庭の事情が描かれます。

どうして井汲京子が杉本恭己を慕うようになったのかというところまで若草物語で描いてほしいです。

次は大野春花のおじいちゃんのところで打ち上げと称して団体旅行が始まります。

大野春花の、

「うわーん、楽しみすぎて眠れないよ!!」

その気持よくわかります。

それでも当日は寝不足でも興奮しているから元気なんですよね。



●若草物語―千恵さんと苑子さん―

あの子はあのときどう思っていた?訊けずじまいになってしまったなと振り返って思い起こすほどの記憶に残ることってどれくらいあるのだろう。訊いてみて、

「うぬぼれ屋!」

って一度でいいから言われてみたいです。



志村貴子 青い花 5巻
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