ずっと後ろ向きで一生懸命話しても自分の言葉は人には伝わらないだろうと思っていた爽子が風早に出会って一年。
これまでにない大きな変化のある一年でした。
憧れから好きに変わり、想いを伝えたいという気持ちが大きなって、周りの支えもあり、ここまで変わることが出来た爽子。
もしもダメだったら、その後どうすればいいだろうという不安を抱えつつ、勇気を出して風早に、
「すきなの」
と何度も繰り返して告げる場面は、
「もしかしたら立っていられなくなるんじゃないか、頑張れ爽子」
とちょっと心配になり、丁寧に自分の気持ちを風早に伝える爽子の姿には、
「本当によく言えたね、よかったよかった」
という気持ちになりました。
ピンのたまたま投げた球がいいコースになる、運を味方につけるようなキャラクターと、学際のあとの打ち上げでの風早の早とちりと爽子の、
「考えさせて下さい」
が面白かったです。
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