やばいスジを頼り、夜の店で働いていた浮世。やばいと知りつつ辻は行き場のなかった彼女を連れ帰る。なんてダメな女!!翻弄されながらも同居を決意する、辻。だがその代償は、決して軽くなく、新たなる災いを呼ぶ事となる。
その女…… 触れただけで、何かが起こる!!サバイバル・ラブ・サスペンス!!
辻は郵便局から呼び出され、現金を普通郵便で郵送することは郵便法違反に当たると説明を受け、受取人である辻の立会いの下開封してみると、現金で二十万円入っていました。
二十万円の心あたりを探ると、葉山浮世しか思い当たる人物は他になく、彼女の部屋を訪れると、一ヶ月前くらいに引っ越したと言われてしまいます。
どこに行ったのか、浮世の住んでいた部屋から何か手掛かりを探そうとします。探していると、面識のない男性がドアの前に立っていて、その男性も浮世の行方を探していました。
最初、礼儀正しく接していた男性は辻の携帯に浮世からの着信を確認すると、態度を豹変し、辻に掴みかかり、浮世とどういう関係なのか問い質そうとします。
浮世の所在を知る人物として浮かび上がるのは彼女にお金を貸して、辻が彼女の借金を立て替えて支払った金貸しです。事務所に行き脇田に会い、浮世の行方を尋ねます。
「連れ出そうなんて考えてるのなら、それなりの責任を覚悟して下さい」
脇田は辻にそう言うと、浮世が働いている店の場所を教えました。
脇田の事務所を出て、店に着くと、浮世のアパートに現れた男は辻を尾行していて、一緒に店についてきました。
男性の名は葉山といい、浮世と同じ名前です。葉山という男性は浮世に昔ひどい裏切りを受けたといいます。
浮世を店から連れ出し話をして、行くところがないなら自分の部屋に来るといいと言い、浮世は辻とともに辻の自宅に向かいます。
葉山という男と浮世の関係が明らかになり、細川は辻と浮世が一緒に暮らしていることに嫉妬し、社内恋愛禁止の会社に辻と細川の関係がバレて、事態がこじれてしまいます。
辻のまわりのいろんなものが浮世に近づくことで壊れていきます。それでも辻は浮世を必要とします。辻はどうなってしまうんだろう。このまま深みに沈んでいくしかないような展開です。
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