ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟の書籍を手にして、
「一度も読んでないけど私の中ではすでに読破したっぽいフンイキになっている!!」
と言い放つバーナード嬢(町田さわ子)が表紙に描かれています。
その吹き出しが面白かったので手に取りました。
自分のことをバーナード壌(ド嬢)というアダ名で呼んで、という町田さわ子はなぜか周りから読書家だと思われたい変な女の子。
けれど、活字だけの本を読むのは苦痛みたいです。
背筋を伸ばした綺麗な姿勢での読書も苦手なようです。
それなのに、読書家に憧れていて、「使ってみたい世界の名言集」など、手軽にその手の知識を手に入れようとし、くたびれない程度に努力しています。
にわか読書家のド嬢を読書家の神林しおりが怒ったり、ド嬢の読書家と思われたい姿勢が気になってしょうがない遠藤くんや、遠藤くんが気になる図書委員の長谷川スミカの中で巻き起こる読書にまつわるあれこれが面白い作品です。
町田さわ子はこの先も絶対に読書はしないだろうなって思います。
続きます。
施川ユウキ バーナード嬢曰く。
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