2022年1月4日火曜日

草凪みずほ 暁のヨナ 24巻

ヨナが国を揺さぶります。今回は四龍の力を使えず、ヨナの自力とハク、アルギラとヴォルドで切り開いていく展開が面白いです。

テジュンがどんどん魅力的になっていきます。側近のフクチも地味に魅力的です。二人が出てくると楽しくなります。




ハクは情報屋の頭をオギさんと呼びます。幼い頃一度だけ会ったのを記憶していました。

ヨナは、

「知り合い?」

とハクに尋ねます。ハクは、

「…空都の裏町の情報屋です」

と答えます。

オギは居心地悪そうにしながらも、観念したようで、

「生きていたとはな ハク将軍 ヨナ姫も…」

ヨナは、

「…なぜ 死んだと思っていた?」

と問いかけます。オギは、

「それは… 」

と返事を躊躇するとハクが、

「『ハクはイル王を殺害しヨナ姫を連れて失踪』… これが世間に流れている噂だろ? オギさん あんたはこう考えていたんじゃないか? イル王を殺したのはスウォンでハクとヨナ姫は殺されたってな」

と言うと、オギは慌てて、

「待て!」

とハクの言葉を遮り、否定しようとします。しかし、少しの間が空き、苦しそうに本音を漏らし、

「………… …それで俺にどうしろって言うんだ?」

とどうして自分のところに来たか尋ねます。

ヨナが答えます。

「――スウォンに会わせて欲しいの」

オギは、

「……………それはイル陛下の復讐の手助けを俺にしろと……?」

ヨナは、

「違うわ 今回のこ事は私怨とは関わりのない もっと重大な話なの 今 頼りはあなたしかいない あなたはただ私とスウォンを引き合わせるだけでいい どうか聞き入れて欲しい 高華国と真国の為に」

と言います。


緋龍城でスウォンは文を受け取ります。


ヨナ達はオギの馬車に乗って空都にやって来ます。情報屋がやって来る酒場待っていると、情報屋の仲間が、

「おい、ウォンが来たぞ」

と知らせます。入ってきた人物にオギはすみませんと言うと、

「…お久しぶりです ヨナ姫様 ハク将軍 スウォン陛下は来られません」

姿を見せたのはイル陛下の側仕えだったミンスです。


ミンスの顔を見てヨナがよかった無事でと言います。

ミンスは無表情で、

「いいえ ヨナ姫様 私は今スウォン陛下にお仕えする身 礼などおっしゃらないでください」

と言います。ヨナもハクも以前とは違うミンスの様子に驚いています。

ミンスはスウォンからの文をオギに渡します。オギが文を読むと、

「ウォンの答えはこうだ『要求に応じることは出来ない』と」

とヨナに文の返事を伝えます。

ミンスはイル陛下を葬った側の人間だとヨナに無念が少しでも晴れるのならば、どうか敵を討って下さいと言います。

ミンスはあの夜のことをずっと悔いて来たのだとわかります。

ヨナは優しく、

「…ミンス あなたの罪滅ぼしなら あの夜に もう終わっているわ あなたに救われて 私は今 ここに立っているの あなたの父上への想いが嘘ではないのなら 私はそれでいい」

と語りかけます。ミンスはヨナの温かい心に動かされます。

「姫様… ハク将軍 スウォン陛下は真国との戦に空と風の部族軍をぶつけるおつもりです」

と言い、酒場を後にします。


ミンスが持って来たスウォンの返答に落胆するヨナを見てハクは決めます。風の部族に協力を頼むことにします。

オギに風の部族軍に文を送るよう頼みます。オギは、

「俺に王命に叛く作戦に加担しろと言ってるのか?」

と言います。オギも心の中は揺れています。情報屋の本分としてハクに報酬を要求します。

ハクは金はないと言います。

オギは金がないならこの依頼を断れると思ったのに、ヨナが、

「これでどうかしら」

と荷物から簪を取り出します。とんでもなく高価なものなので、断る理由がなくなり、依頼を引き受けます。



風の部族領、真国との国境近くでは、ヘンデとサキが真国の様子を監視しています。

戦を望まない風の部族は王命には従うつもりだけれど、出来るなら避けたいというのが本音のようです。



緋龍城ではスウォンとケイシュク参謀が3日後に真国に向けて出発すると話しています。

ミンスはその会話を聞いて、ヨナ姫に知らせなくては急いでヨナに会った情報屋の酒場に行き、スウォン陛下と空の部族軍が3日後に真国へ進軍すると言います。

それを聞いたヨナはハクに風の部族のもとへ行くよう言います。

ヨナはある人に協力を頼んで、スウォンの空の部族の進軍を遅らせると言います。

ハクは拒みます。しかし、ハクが間が抜けてしまうくらいヨナが思いもせぬ行動に出て二人バラバラに行動することになります。

ミンスはヨナにお供すると申し出ます。

ヨナはミンス、アルギラと彩火城に向かいます。

ハクと、ヴォルドは風の部族の野営地へ向かいます。



風の部族のもとにはハクの文が届いていて、テウ将軍は皆にハクの言う通りにすると言います。



ヨナはテジュンに会います。

戦を止めるために烽火(のろし)を上げて欲しいと頼みます。テジュンは即答で、

「やります!!」

と答えます。横で聞いていたミンスはびっくりします。ミンスはカン・テジュンという人物にいい印象を持っていなかったので、ヨナの頼みを聞き入れる姿勢に驚いています。

火の部族の烽火は北戒及び千州からの新薬があった際上げる火急の合図です。

緋龍城のスウォンのもとに火の部族の烽火が上がったとの報告が入ります。



馬車の中でヨナはオギの情報屋の仲間から烽火が上がったことを確認します。

「これでしばらく空の部族は簡単に動けないはず」

そういうヨナの言葉にミンスは城にいた頃のヨナ姫とは別人みたいに感じています。



風の部族は戦を避けろというハクの文に従い、真国の兵士に話しかけに行きます。

真国は高華国側が何か企んでいると警戒ます。

雨が降ってきて、風の部族のアヤメが雨よけの外套とよかったらどうぞと真国の兵士に渡そうとしたら、兵士はアヤメに矢を放ちます。

アヤメに向かって飛んでくる矢を大刀で弾き落とします。ハクが到着します。

ハクは風の部族に、ヴォルドは真国の兵士と話をします。

ハクは真国の兵士に戦になるまでやる事ないから、ピリピリするだけ疲れるぞと戦う意思のがないことを伝えます。



ヨナは空都に戻りミンスと別れます。次は真国の潸潸(サンサン)に向かいます。

向かう途中ヨナはスウォンならどう動くかを考えます。そして、水の部族軍が出てくると予想します。

潸潸(サンサン)に向け馬車を走らせると、水の部族軍を目撃します。

スウォンが水の部族軍に援軍を求めたという予想は当たり、この近くにスウォンがいると確信します。

兵士が軍に並走する馬車を見つけます。不審に思い馬車を止めます。ヨナとアルギラが出てきます。

兵の進軍が止まったため様子を見に来たのはケイシュク参謀です。

ヨナはケイシュクにスウォンのところへ案内するよう頼むと、ケイシュクは兵に、

「殺せ」

と命じます。

ヨナはケイシュクに重いひと言を浴びせます。ケイシュクはヨナの迫力に動揺します。

あまりに兵士が動かないことを不思議に思ったのか、ヨナの前にスウォンが現れます。

続きます。



草凪みずほ 暁のヨナ 24巻
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●関連リンク
白泉社公式サイト 暁のヨナ

2021年12月4日土曜日

草凪みずほ 暁のヨナ 23巻

ヨナはの過去に王家の人間が残虐な行為を行ったことで、今回真国(シンコク)が戦を仕掛けようとしていることを知ります。

なんとか憎しみの連鎖を食い止めたいヨナはどのように戦を回避するのか。

ドキドキする展開です。




ミザリが屋敷に火を放ち、タオ姫が避難していた所にまで燃え移ります。

ゼノは辺りに焦げ臭さを感じ、屋敷の中にいるであろうタオ姫を探しに入ります。

タオ姫は護衛とともに火の中を走り抜ける覚悟をします。ゼノはすぐタオ姫を見つけ外に出そうとします。

しかし、燃えた大きな柱が倒れてきます。ゼノはタオ姫を庇い、背中で柱を受けます。

アルギラがタオ姫を探しに来ます。ゼノが柱を支えているから早く逃げてと言うと、アルギラはタオ姫を抱えて外に脱出します。

ゼノの助力でアルギラがタオ姫を救います。


ミザリは屋敷に火がいきわたったことを確認すると窓から逃げます。

ヨナがタオ姫を早く探しに行かないとというと、ヴォルドが、

「タオ姫はアルギラが必ず何とかします あなた方は早く脱出を」

といい、ヨナ、ハク、ヴォルドも屋敷の外に出ます。


タオ姫が外に出ると、ヨナ達もすで外に出ていて待っていました。

タオ姫はゼノが屋敷の中で守ってくれたと言うと、キジャとシンアが屋敷の中に入ろうとします。

ハクとジェハが二人を止めます。

ゼノが出てきます。全身真っ黒です。

ヨナがゼノを抱え見守り、時間と共に元に戻っていきます。

タオ姫、アルギラ、ヴォルドがその光景を目にして驚いています。


桃地渓谷の洞窟に避難します。

ゼノは何事もなかったように飲み物を飲み寛いでいます。

ユンは泣いています。アルギラはゼノがなんで無事なのか理解はできないけれど、タオ姫を助けてくれたことに感謝します。

タオ姫はヨナ達に大変な事に巻き込んでしまったと謝ります。

真国は危険だから高華国に戻れるようにすると言います。



翌日、ヨナは真国の町の様子、コウレン姫に存在感を見て、これでは高華国と真国の戦は避けられないと考えます。

ヨナはタオ姫にどうしてコウレン姫が戦の道を選ぶのか尋ねます。

タオ姫はスウォンの父ユホンを深く憎んでいるからだと答えます。

ユホンが行った残虐な行為が今も心深く刻まれていると言います。



夜になり、ユン、キジャ、シンア、ジェハ、ゼノ、食料調達のため町に出ると、ミザリに見つかり、コウレン派の者に捕まります。



知らせを受けた、タオ姫は姉のコウレンに会いに行って皆を解放するよう頼むと言います。

ヨナはタオ姫にコウレン姫に会わせてほしいと言います。



ヴォルドとアルギラに守られてタオ姫はコウレン姫に会いに行きます。

タオ姫は捕らえられている方たちは私の大事なお客であり、スウォン王とは何ら関わりないから釈放してくれと言います。

コウレンは高華国の人間と接触し国家の内情を暴露したとタオ姫を非難します。

ヨナが登場します。

ヨナは素性を明らかにします。そして、

「――少し時間をちょうだい 私がスウォンに会って 戦を回避出来ないか交渉してくる」

と言います。コウレンは、

「…いいだろう お前が戻るまで戦仕度をして開戦は待とう その間お前の仲間は人質だ」

と言います。

タオ姫はヴォルドとアルギラにヨナを守るようお願いします。



ヨナが一つ当てがあると言い、水の部族領の仙水にあるリリの屋敷に向かいます。

しかし不在でした。

ヴォルドがハクに風の部族の里に行ってみては? と言います。

ハクは王に関わる問題で里の手は借りられないと言います。

ヴォルドが定期的に情報交換する取引相手がいるというので会ってみることにします。

水の部族領竜水(リュウスイ)にやって来て、ヴォルドが連絡をつけてると、運がいいことに情報屋の頭に会えると言います。

ヴォルド、アルギラ、その後ろにヨナとハクという並びで情報屋の頭に会うと、情報屋の頭はハクを見つけるなり、

「…おい 気分が悪い 今日はもう帰る」

と顔を伏せて、背中を向けます。

ハクが引き留めます。

「俺を知ってるな?」

情報屋の頭はとぼけるけれど、逃れられそうにありません。

ハクは、

「忘れちまったのかよ? オギさん」

と言います。汗だくのオギは、

「…目つきの悪さは変わらねぇな 高華の雷獣 ハク」

と認めます。

続きます。



草凪みずほ 暁のヨナ 23巻
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白泉社公式サイト 暁のヨナ