2024年4月4日木曜日

草川為 世界で一番悪い魔女 7巻

最終巻です。

クインタはなぜ悪名を欲しがったのか、秘密が描かれてから大魔女として一生懸命背伸びしていたことがわかり、親しみが持てました。

フィーヨはエマがクインタになることについてどうして容易に受け入れることができたのだろう。クインタとフィーヨの仲について描いて欲しかったな思いました。

ギルロイ教授は人に関心がなく、研究しか興味を示してこなかったのにクインタに出会い接するようになって次第に心を開き、向き合い人間に興味を示していきます。ギルロイ教授の変化が面白かったです。

ジュードはよくわかりませんでした。いろんな人に愛情深い人物なのはわかりました。

ニコル=ニコルはものすごくギルロイ教授に執着していると思っていたら、ダメなら次の恋だとさらっとしていたのが面白かったです。

パメラは先代クインタが自らの命でエマを救ったことがものすごく残念だったんだなと思います。戦ったこともあったと思います。戦いながらいろんな会話を交わした仲なのだろうなと思います。名を上げようと戦いを挑んでくる魔法使いを相手にするのに疲れた先代クインタと挑んでくる魔法使いをことごとく消して、日々の喜びや驚きが少なからずあると生きることを楽しむパメラという二人の魔女を見て300年生きても考えは異なるんだなと思いました。パメラは同じ時間を生きた者としてまだ知らない楽しいことに触れる機会を放棄するのはおかしいと伝えたかったんだろうなと思います。

魔女と研究者が目的地まで旅する物語は信頼できる仲間に出会う面白い作品でした。

行く先々で固定した考えが柔らかくなっていく過程が面白かったです。最後は駆け足で締めくくってしまったのがもったいないです。もう一冊描いて完結してほしかったなと思いました。




クインタはニコル=ニコルに精霊で伝言を送っていてその返事がきます。ギルロイ教授がニコル=ニコルはどこにいるのか訊くと、この近くで医者の世話になっていると言います。

行ってみるとニコル=ニコルはベッドの上でリンゴを食べていました。

肋骨が折れていて、アンブローズとリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドはパメラとやり合って怪我をしたのかと言います。ギルロイ教授がニコルはできる魔女だから大丈夫って言ってたのに全然大丈夫じゃなかったからギルロイ教授に冷たい視線を送ります。

ニコルは私はできる魔女と言い、ジュードに奪われた推薦状を奪い返したとギルロイ教授に見せます。まだ賢者の図書館に行く気はあるのか訊きます。

ギルロイ教授はあると言い、これのために無理をしたニコルに感動しています。ニコルがごほうびにチューしてくれる!? 催促すると、みんなに部屋から出て欲しい、二人で話したいと言います。二人きりになると、俺はクインタが好きだ、と言います。今まで適当にあしらって悪かったと詫びます。ニコルの手の甲にキスします。親愛なるニコル、君の親友にしてくれと言います。

ニコルはずるいと言い仕方ないから友達になってあげると言います。

ギルロイ教授が部屋を出て今度はクインタとニコルで話します。

ニコルは教授をどう思っているのと訊きます。

クインタは別になんともと言おうとして、思い直して、実は好きだと言います。

ニコルは教授を守ってよねと言います。

みんなと部屋に入れて、スコットとロザムンドにパメラがしたことを話します。



クインタは外で一人考えに耽っています。リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドが夕ごはんを食べに行こうと知らせにきます。

クインタは二人にアンブローズとあぶないから帰れ、ここからは全員は守れないからギルロイ教授と私だけで行くと言います。

リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドは即答で断ります。アンブローズとも話して決めたことだと言います。

クインタは旅に出て知らない人に触れ今まで気がつかなかったことに気づかされます。

みんなで最後まで旅をすることになります。



賢者の図書館に到着します。建物の前に大勢の魔法使いがいます。

アンブローズは何があったんですかと訊ねると、大魔女パメラが図書館に立てこもっていると言われます。

ニコル=ニコルは待ち伏せさかと言います。

リンゼイ=オズワルドは登録はできないか訊くと、魔法使いは登録業務なんかやれないと言います。

クインタはパメラと決着をつけるため中に入ると言います。

ギルロイ教授は俺の魔女が勝つとこを特等席で見なくちゃと一緒に行くと言います。

クインタは扉に手をかけます。他の人では開かないよう魔法が施されていたようです。クインタは難なく扉を開きます。

クインタとギルロイ教授とアンブローズとリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドとニコル=ニコルは中に入ります。職員が倒れているのを発見します。外に運び出そうとします。

ギルロイ教授は床が消え階下に落下します。パメラを見つけます。

パメラはギルロイ教授にメモやノートを漁っても研究の核心にたどりつけなくてジュードが困っていると言います。

ギルロイ教授は図書館にたどり着いてたら書きあげるつもりだったと言います。

パメラはジュードはあなたの大事な研究を欲しがっているから頭の中にある秘密を引き出すお手伝いをしてあげると言います。

静かにギルロイ教授に忍びよったジュードが腿に注射します。薬液が半分だけ入ります。

ギルロイ教授は自白剤のようなものかと言います。

ジュードは自白剤ではなく知性をバラバラに壊す薬だと言います。

ギルロイ教授はジュードに蹴りを入れ逃げます。クインタを探します。



クインタは消えたギルロイ教授を探します。広い図書館をどう探せばいいか困惑します。



ギルロイ教授は薬が作用し始めていて思考が落ちていきます。

ジュードがギルロイ教授を見つけます。注射器に残った薬液を打とうとします。

ギルロイ教授はジュードが握っていた注射器をジュードの身体に刺し、残りの液体を全部注入します。

ジュードはパメラの名を叫びます。



クインタはパメラに会います。2人きりで話します。



ジュードは宿でパメラから飲まされた薬とギルロイ教授に打たれた注射が中和して、本来の自分を取り戻します。ポケットに薬液の解毒剤を持っていることを思い出します。ギルロイ教授のところに戻ります。

ギルロイ教授はもうジュードのことも誰だかわからないようです。

ジュードは解毒剤をギルロイ教授に飲ませようとします。

ギルロイ教授は拒みます。

アンブローズとリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドとニコル=ニコルがギルロイ教授を見つけます。

ギルロイ教授はリンゼイ=オズワルドのことがわかりません。

リンゼイはジュードに何を飲ませたのか訊きます。

パメラの命令に従う魔法使いがリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドとニコル=ニコルを攻撃します。

魔法の応酬に本棚が倒れます。ジュードが本の下敷きなります。

ジュードはアンブローズにこの薬を飲ませて欲しいと言います。

アンブローズは疑いの目を向けます。

ジュードはもう1度だけ僕の良心を信じてくれないかと言います。

アンブローズがギルロイ教授を押さえ込んでジュードが解毒剤を飲ませます。

解毒したギルロイ教授は元の状態に戻ります。ジュードと和解します。



ニコル=ニコルはパメラ側につく図書館の警備の魔法使いたちに一緒にパメラを倒さない? と言います。

魔法使いはパメラが恐ろしいからギルロイ教授とジュードを閉架書庫に戻すよう言います。

警備の魔法使いは腕の立つ者ばかりで苦戦しています。

リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドと服を脱ぎだします。囮に使うと言います。

ニコル=ニコルも服を脱ぎます。



フィーヨとツィギーは激しくぶつかり合っています。

パメラは本棚の本が傷みそうなので外でやりなさいと言います。二頭は窓から出て行き、外で暴れます。

クインタはフィーヨがなんであんなにツィギーを嫌ってる? と訊きます。

パメラはだいぶ昔にツィギーがフィーヨの魔角類友達を食べちゃったのよと説明します。

クインタはそんなことがあったのかと言います。

パメラはクインタが何も知らないから教えてあげようと言います。これからゲームをして勝てたら、フィーヨのことか先代「クインタ」のことを1つ教えてあげると言います。

クインタは遊びじゃないと言います。

パメラは成長の見込みがあるから遊んであげるのよと言い返します。クインタの話は聞かず日が暮れるまで館内で鬼ごっこをしようと、自分が鬼で10数えるから逃げなさいと言います。

クインタはパメラの言い方に背筋をゾクッとさせます。正面から戦うよりずっといいとパメラの遊びにつき合います。

パメラは10まで数えると窓から外で暴れているツィギーとフィーヨを眺めます。

クインタは魔法の回数が限られれいるのでパメラの出方を見ています。

パメラは風の精霊を呼び出します。

「この部屋にひそむ者あれば息の根を断て」

笑顔でおそろしい魔法を使います。窓の外から蝶々が入って来ます。室内に入った途端床に落ちてしまいます。

クインタは自身に護身の魔法をかけていて回避します。パメラの呪文になびいてる精霊がいて、クインタになついてた精霊もパメラの呪文に動かされてしまうのを見てパメラの呪文に力があることを知ります。先代クインタから魔力を受け継いで2年間森に隠れ住んで魔法を練習していました。指南書を読むことでしか魔法を学ぶ術がなくて、旅に出てからは他の魔法使いに会い手探りで呪文を身につけてきました。だからパメラの呪文からは学ぶことが多いようです。精霊が聞き惚れるような詠唱はとくに抑揚、息つぎ、朗々と歯ぎれよく、指南書を読んでいてもよく理解できなかったことが、パメラによってはっきりわかるようになります。魔法が楽しくて仕方がなくなります。



リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドは脱いだ服を燃やします。エルマーは燃えている服を踊らせ、リンゼイは燃える服をビリビリに細かくなってあちらこちらに飛ばしていきます。

警備の魔法使いは火が本に移ったら大変だと消火にあたります。水を使うと本が濡れてダメになってしまうので戦うのをやめて消火に専念します。

その隙にギルロイ教授はスペアミントの背に乗り、クインタの所へ行こうとします。

警備の魔法使い全員が消火にあたると思っていたのに、ギルロイ教授を行かせまいとする魔法使いもまだいます。魔法を使って足止めしようとします。

ギルロイ教授はクインタから護身の魔法をかけられているので効きません。クインタを探しに行きます。



クインタはテーブルの下に小さくなって隠れています。

ギルロイ教授はクインタを見つけます。スペアミントに礼を言って、自分もテーブルの下に入りクインタの隣に座ります。ジュードと和解したことを話し、今の状況を訊きます。

クインタはパメラが自分を育てて先代クインタの魔力を自在に扱えるようになって再戦したいみたいで、日没まで鬼ごっこをしていると言います。パメラが大魔女を言われる理由を改めて思い知った、魔法がやっとわかってきた、パメラが魔法に関してたくさんのヒントを持っててすべてが手本になる、そうしたら先代の魔法も見てみたかったと楽しそうに話します。

クインタとギルロイ教授がいい雰囲気になったところでパメラに見つかります。

パメラは風の精霊を呼び出しギルロイ教授を吹っ飛ばします。ギルロイ教授は本棚に背中をぶつけます。

クインタは風の精霊を呼び出します。今までとは違い力に厚みを感じます。

パメラもクインタの魔法の力と質が変わったのを感じます。



フィーヨが図書館に中に戻って来ます。フィーヨはパメラに突進します。

パメラは吹っ飛ばされてしまいます。

クインタはフィーヨの角が折れてなくて安心します。ツィギーはどうなっているのか気になって窓から外を覗いてみます。

ツィギーはフラフラしています。

パメラは、

「フィーヨ あなた ツィギーの角を喰らったわね…?」

と言います。

クインタはフィーヨが角を食べたと言ったので驚きます。もう一度ツィギーをよく見ると、片方の角が折れています。

ツィギーは魔法使いが連れているホラントラーに襲われます。

ギルロイ教授は魔角類の研究家として興味が出て、魔角類が魔法使いと組んでいれば共喰いしないのにとつぶやくと、パメラがツィギーはあちこちで恨みを買いがちな子なのよと言います。

パメラは鬼ごっこを終わりにしてお開きにしましょうかと魔法を発動します。

クインタはパメラが遊ぼうと言ったり、お開きにすると言ったりする勝手さに文句を言います。魔法でパメラの魔法を無効にします。フィーヨがツィギーの角を食べたからかどうかは不明です。はっきりと魔法が調子いいと感じます。

パメラはジュードからの情報ではクインタが使える魔法は1日3回だったはずなのに4回目の魔法なのでいつのまにか上限を増やしているのでのびしろがあるのは気持ちがいいと言います。何回使えるようになったのかしらと魔法を発動します。

クインタは対抗します。フィーヨが再びパメラに突進します。

パメラは何度もくらわないわ、とフィーヨを魔法で動けなくします。同じようにクインタも動けなくします。今日はここまでねと言うと、リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドとニコル=ニコルが魔法を発動し、クインタとフィーヨがいる床をくり抜き階下に落とします。

パメラはニコリと微笑みます。

パメラの表情を見たアンブローズはリンゼイとエルマーの双子の前に立ち、そこまで、約束の離脱と言います。そして、ニコルの腕をつかみ折れたアバラでここまでやれば十分だろうと言い、ギルロイ教授を連れて逃げようとします。

パメラはくり抜かれた床から階下に降ります。

ギルロイ教授はアンブローズの手を離し、俺はここに残ると言い、みんなにありがとうと感謝を伝えます。

アンブローズは大魔女同士の間に入って何かできるとは思えないと言います。

ギルロイ教授はそれでもクインタのところへ急ぎます。途中ジュードに会います。ジュードにクインタとパメラは日没の鐘が鳴るまで鬼ごっこをしていると言います。

ジュードは日没まで聞いて、パメラがいつでも切り上げられると思って余裕があるなと言います。余裕なんて本当はなくて、日没の時間までいられないくせにと言います。パメラには300歳という年齢から活動の限界があって、起きている時間が短く、大量の睡眠を必要とするとギルロイ教授に教えます。今日の起床時間からして日没はギリギリなはずだと言います。

ツィギーが窓のガラスを破って図書館内に入って来ます。

ジュードはツィギーの角が折れていてびっくりしています。

ギルロイ教授はフィーヨが食べたと言います。

ツィギーは他のホラントラーに追われています。若干苦戦しています。

ギルロイ教授は気になるけど行こうと言います。

ジュードはネスター悪い、先に行っててと言います。棒切れを持ってツィギーを襲うホラントラーに振り回し、ツィギーを守ろうとします。しかし、簡単にホラントラーに体当たりされ倒れてしまいます。

ツィギーはジュードを守るように側に立ちます。



ギルロイ教授は大きな音がするほうへ向かいます。

クインタの使える魔法はあと1回なので隠れています。

パメラに見つかり、最後の魔法を使おうか迷っていると、ギルロイ教授が現れ、クインタに魔法を発動しようとするパメラの邪魔をします。

パメラはギルロイ教授を空中高く持ち上げ、床に叩きつけます。

クインタは風の精霊を呼び出し、図書館の本で自分とギルロイ教授を繭のように包み込ませます。ギルロイ教授に声をかけます。

ギルロイ教授はなんとか応答はできるようで、クインタに今の魔法は何回目? と訊きます。

クインタは7回目最後だと言います。本で囲いを作ったのはパメラが本を一切破損させていないから少し時間を稼げるかもしれないと思ったからだと言います。

本の囲いの外でクインタとギルロイ教授の会話を聞いているパメラはため息をつきます。

ギルロイ教授はジャケットのポケットを探ってほしいと言います。

クインタは瓶を見つけます。そこにはロリ―の実が入っています。自分もギルロイ教授にわけてもらったロリーの実を持っていて使おうと思っていたと言います。

ギルロイ教授は気が合うなと言います。

パメラは風の精霊を呼び出し、本で作った繭を壊しにかかります。

クインタはロリ―の実の精霊を呼び出し、

「ロリーの精霊よ! 陶酔と甘く痺れる歌声をパメラに捧げよ!」

と魔法を発動します。

パメラはロリーの実に含まれる麻酔成分を吸いこみます。頭がクラッとして、そのままガクンとしゃがみ込みます。



図書館の外ではアンブローズとリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドとニコル=ニコルが心配そうに図書館を見つめています。



日没の鐘が鳴ります。

パメラはまだ意識があります。ロリーの実で眠りに落ちませんでした。ただ身体が起きていられない状態になります。

「やるじゃない エマちゃん …ほらね 長く生きたら生きたで… いろんな楽しみがあるわけ… なんでクインタには 伝わらなかったのかしらねえ…」

と言い眠りに落ちます。

クインタも倒れる覚悟の1回の魔法を使ったのでそのまま床に力尽きます。クインタはギルロイ教授の前で涙を流します。

ギルロイ教授は、

「…はは 君 やっと俺の前で泣いたな」

と言います。



時が過ぎます。

ギルロイ教授の怪我も完治したようで、クインタとピクニックに出かけています。

皆の近況を話します。

ニコル=ニコルは次の恋に生きると言っています。

アンブローズはマダム=ベルモンドの手伝いをしています。

エルマーはクインタに押し花の栞を送ります。

ジュードは眠り続けるパメラの世話をしています。

ギルロイ教授はクインタに契約の延長を頼みます。ボディーガードというよりもただ一緒にいたい口実のようなものです。

クインタは照れて嬉しそうです。

ギルロイ教授の研究は賢者の図書館に登録されて、どんな魔法使いでも大型化した魔角類に乗ることができるようになります。

フィーヨは手のひらサイズの大きさが気に入っているようです。

終わり。





草川為 世界で一番悪い魔女 7巻
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2024年4月2日火曜日

草川為 世界で一番悪い魔女 6巻

クインタはパメラから贈られた小箱を開けようと思ったときどんな防御を取るつもりだったんだろう。うっかりギルロイ教授が小箱を落としても対応できるように準備しておくべきだったのになと思います。呪われてしまったから呪いの研究家の所へ行き、呪いを解いてもらおうと思ったら魔術協会の魔法使いで、クインタとギルロイ教授が支え合って呪いを解くのが面白かったです。

フィーヨは体の中に先代クインタの魔力をあとどれだけ蓄えているのか、もしくはクインタの中に眠っている先代のクインタの魔力がまだまだあるのか、魔法についてこれからが楽しみです。

ジュードは何がしたいんだろう、決断したのに迷いがあるこの人物はギルロイ教授に何を求めているのかはっきりしません。パメラが薬を盛ってどうなるか続きに期待です。




パメラによって飛ばされてマダム=ベルモンドの館はグレイたちによっと元の場所に戻ります。

マダム=ベルモンドはギルロイ教授が3通目の推薦状を手に入れたかしらと言います。

グレイは残念ながらうまくいったようには見えませんが、と空を見上げます。

クインタとギルロイ教授とアンブローズとリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドとニコル=ニコルが帰って来ます。

クインタはマダム=ベルモンドに数日滞在したいと言います。

ギルロイ教授は落胆して干からびそうになっています。

マダム=ベルモンドはジュードがいないことに気づきます。どうしたの? と言いかけたところでクインタがシーッっと黙るよう仕種で伝えます。

マダム=ベルモンドはジュードに推薦状を全部とられたと聞いて驚きます。クインタたちに勝手に休んでちょうだいと言います。



ギルロイ教授はベッドで休みます。

クインタは立ち直るのに時間がかかりそうだと言います。

ニコル=ニコルはジュードが推薦状を奪って何がしたいんだろうと言います。

クインタは代わりに賢者の図書館に登録するためなのかと言います。

ニコル=ニコルは研究内容を一般公開するための登録なのに何か意味があるのかと言います。

アンブローズは名前が残るんじゃないかなと言います。

ニコル=ニコルはもしそうだったらと考えてやることの小ささに呆れています。



エルマー=オズワルドはクインタにパメラから何か渡されなかった? と訊きます。

クインタは小箱を渡されたと言います。

エルマー=オズワルドは困った時は言ってと言います。

リンゼイ=オズワルドは沈黙しています。



クインタはフィーヨに話しかけます。

フィーヨはツィギーに角を折られてしょんぼりしています。



パメラとジュードは賢者の図書館近くの宿でギルロイ教授から推薦状だけではなく鞄も奪っていてメモ書きに目を通し研究の核心部分の記述やヒントがないか探しています。

パメラはクインタが贈った小箱を開けてくれたか気にしています。



クインタはギルロイ教授の看病をしています。

ギルロイ教授は眠っています。閉じた目から涙がこぼれます。

クインタはギルロイ教授の心中を察して、自分が守ってみせると心に誓います。



アンブローズはマダム=ベルモンドの手伝いをします。

ニコル=ニコルは散乱した書き物について訊きます。

マダム=ベルモンドは若い頃に書いた下書きだと言います。自分の研究を手っ取り早くお金に変えたくて特許を扱う「有智の書架(うちのしょか)」に出そうと思っていたものだと説明します。

ニコル=ニコルはジュードの狙いがもしかしたら「有智の書架」なのかもしれないと、先に行って様子を見てくると言います。



クインタはパメラから贈られた小箱を開けようとします。

エルマー=オズワルドはクインタについて行きます。



ギルロイ教授は夢の中で部門別の自分と会議をします。

ギルロイ教授は目を覚まします。

リンゼイ=オズワルドはグレイから渡された風邪に聞く薬膳酒を飲みように言います。

ギルロイ教授はクインタはどこ? と訊きます。

リンゼイ=オズワルドはクインタとエルマー=オズワルドとでパメラから渡された小箱を開けると館を出て、自分も今から追うつもりだと言います。

ギルロイ教授は一緒に行くと言います。



クインタはエルマー=オズワルドと館から離れたところで小箱を開けようとしています。エルマー=オズワルドが近くにいたのでもっと下がるように言います。

エルマー=オズワルドはクインタに気持ちを伝えます。

クインタは嬉しいけど応えられないと言います。

エルマー=オズワルドはいいんだ、ただ心配していると言います。

ギルロイ教授とリンゼイ=オズワルドがやって来ます。

クインタは寝てなくていいのかと言います。

ギルロイ教授はパメラの箱が気になるし、賢者の図書館を目指していることをクインタに言わないとと思ったから来たと言います。

クインタは立ち直ったのか? と訊きます。

ギルロイ教授はそうでもないけど受け入れたんだと言います。地面に置いてある箱を見て、これがパメラからの箱かと言い手に取ります。急に咳き込んでポロッと箱を落としてしまいます。

小箱が開き、中から煙が出てきてクインタを包みます。



ジュードはギルロイ教授の鞄の中のメモから何も有益な情報は得られませんでした。知りたいことはギルロイ教授の頭の中にしかないと言い、どうすればいいか考えています。

パメラはじゃあ攫って拷問でもしましょうと言います。

ジュードはそんなことはしたくない

パメラは煮え切らないと言い、薬を見せます。思いきりがよくなる薬だと言いこれを飲ませちゃおうかしらと言います。

ジュードはなにかしゃべろうとすると机に突っ伏してしまいます。パメラにもう薬使った? 気分悪いし体に力が入らないと言います。

パメラは外に魔法使いの気配を感じます。窒息の魔法を使って命を狙ってる攻撃されていると言い外に出て行きます。

パメラは攻撃してきた魔法使いを見つけ息の根を止めます。

宿に戻ってきたパメラはジュードと話します。

ニコル=ニコルは外から望遠鏡でパメラとジュードを見ています。



クインタは館に戻ります。

グレイはクインタにうねるなにかが身体を出たり入ったりしてマダム=ベルモンドに下がるよう言います。

クインタがパメラから呪いをかけられてしまいました。

フィーヨもクインタの魔力を蓄えているので、クインタに近づけません。

マダム=ベルモンドからこの町に呪い研究家が住んでいると教えてもらい向かいます。

クインタとギルロイ教授の二人は呪い研究家の家に入り、リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドは外で待たされます。



呪いの研究家サリヴァンはクインタとギルロイ教授に椅子をすすめます。

言われるままクインタは座ります。

サリヴァンは誰に呪いをかけられた? と訊きます。

クインタはケンカ相手にと応えます。そして椅子の感じが変だといいます。

ギルロイ教授もすすめられた椅子に座り、クインタ同様変な感じだ、生気が奪われるような感じがすると言います。

サリヴァンはクインタとギルロイ教授を呪われた椅子に座らせました。マダム=ベルモンドの館の夜会で会ったと言います。

クインタは魔術協会の魔法使いの一人でギルロイ教授を攫おうとした人物を思い出します。

サリヴァンは苦労して探した相手が自宅に飛びこんでくる偶然に驚いています。

クインタは風の精霊を呼び出そうとします。途端にパメラの呪いが吹き出し黒い煙となりクインタを包み込んでしまいます。

サリヴァンは夜会では厄介だったパメラが今日は幸運の女神のようだと言い、夜会の時のようにギルロイ教授を肩に担ぎます。

ギルロイ教授はフィーヨと呼びかけます。

サリヴァンはこの家の中で何かあっても外にいる魔角類(ホラントラー)にはわからないと言います。ギルロイ教授を地下通路に連れていきます。平和に暮らしている魔法使いの社会をひっくり返すことについてどう考えてる? と訊きます。



クインタは自力で椅子から立ち上がり地下通路に連れていかれたギルロイ教授を追いかけます。サリヴァンに体当たりしギルロイ教授を助けようとします。



サリヴァンはクインタからフライパンを取りあげ、もう一度ギルロイ教授に魔法使いの社会をひっくり返したいかと問います。

クインタはフライパンなしで土の精霊を呼び出します。ギルロイ教授を助けるために全力を出します。

ボロボロのクインタを見てギルロイ教授はサリヴァンに目的を話します。

サリヴァンは想像よりずっと悪い選択だと怒りをあらわにします。平穏を維持したい、こちらの言い分を聞いてくれたら悪いようにはしないつもりだったのに生かしておくわけにはいかなくなったと言います。

ギルロイ教授はいずれ他の学者が応えにたどり着く、遅かれ早かれ魔法使いの社会はひっくり返ると言います。

サリヴァンはそれま少しでも平穏ならそれでいいと言います。

ギルロイ教授はサリヴァンには説得の余地があると考え、クインタをこれ以上ボロボロにしないため交渉を続けようとします。

サリヴァンは仲間の所へ連れていくと言います。

ギルロイ教授とサリヴァンの会話を聞いていてクインタはギルロイ教授が交渉に向いていない思い、魔法を使います。



外ではフィーヨが木の枝にとまり、サリヴァンの家を見つめています。地面から音がするので、地上に降ります。何ごとか調べていると、クインタの呪いが地面からわいて出てフィーヨを狙います。フィーヨが暴れると地面が崩壊し、真下が地下通路になっていて、地下通路も壊してしまいます。

真っ暗闇の中、ギルロイ教授とサリヴァンが、クインタとフィーヨが瓦礫に閉じ込められてしまいます。

ギルロイ教授はサリヴァンにクインタの呪いを解いてくれと頼みます。

サリヴァンはいやだと言います。

ギルロイ教授は瓦礫の隙間から手を伸ばしクインタを探します。手を見つけます。その手は氷みたいに冷たいです。サリヴァンの杖を見つけます。



リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドはサリヴァンの家の近くにあるお店で休憩しています。

そこでサリヴァンの娘に会います。



サリヴァンはギルロイ教授に発見を賢者の図書館に登録してどんな得があるんだと訊きます。

ギルロイ教授は狙われなくなる、研究ができると言います。サリヴァンに杖を手渡し、もう一度クインタを助けて欲しいと頼みます。

サリヴァンはギルロイ教授を人の心がないやつと思っていたのに、見つけた杖を渡し、他人を助けて欲しいという姿に触れ、呪いを解く方法を教えます。クインタの呪いをフィーヨに食べさせろという言います。

ギルロイ教授はクインタに聞こえたかと訊きます。

クインタはフィーヨに害はないんだろうなと言います。

フィーヨは行動を起こしクインタの呪いに食らいつきます。飲み込んで少しするとフィーヨの身体が震えだし、何か悪いものが抜けていきます。折れた角が再生されます。あふれでる魔力がクインタにも注がれます。呪いが解けます。

クインタはフライパンを見つけ、精霊を呼び出し、崩れ落ちた地下通路を元の状態に戻します。

ギルロイ教授はクインタが目の前に現れると、駆け寄り抱きしめます。元気になってよかったと心の底から安心しているようです。ギルロイ教授はクインタに恋していることを自覚します。

サリヴァンは仲間には話しを伝える、それで追うか追わないか決めるとするよと言います。



賢者の図書館の近くの宿にいるジュードとパメラは朝を迎えます。

パメラはジュードにギルロイ教授を拷問するかどうか決めた? と訊きます。

ジュードは拷問なんかしないと言い、パメラの寝癖を直してあげます。



宿の外ではニコル=ニコルがずっとジュードとパメラを監視しています。

ニコル=ニコルはパメラのホラントラーツィギーに監視されています。どうしようか迷っているとツィギーが去っていくので観察しています。

声をかけられます。

ギルロイ教授の研究チームだった同僚のスコットです。

スコットの話からロザムンドが死体で見つかったことを知ります。

ニコル=ニコルはパメラを疑います。

スコットは有智の書架で働いていて、ニコル=ニコルはここ数日の特許申請人のリストにジュードの名があるかどうか見てきてほしいと言います。



ジュードとパメラは町をぶらぶらした後有智の書架に行きます。



スコットはニコル=ニコルにジュードの名はなかったと言います。会話をしているところにジュードとパメラがばったり出くわします。

スコットはジュードにロザムンドのことを言います。

ジュードはショックを受けます。

パメラがジュードの前に出てきて、スコットの首を魔法で切りつけます。

ニコル=ニコルはジュードの胸ぐらを掴みます。内ポケットに推薦状を見つけます。推薦状を抜き取りホラントラーのリンダに乗り全速力で逃げます。

パメラはニコル=ニコルを追いかけます。

逃げ切れたと思ったのに見つけられてしまいます。

パメラは推薦状を出しなさいと言います。

ニコル=ニコルは魔法を駆使して、パメラの隙をついて逃げます。



パメラはジュードのところへ戻ります。

ジュードはニコル=ニコルの無事を聞いて安心します。

パメラはジュードに薬を飲ませます。




草川為 世界で一番悪い魔女 6巻
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