2024年3月4日月曜日

河合克敏 とめはねっ! 鈴里高校書道部 9巻

書を取り組む姿勢、何のために書くのか、賞を取るために書くのか、書を書くことを楽しむのか、について考えます。

評価されたい勝ちたい、と、いい線を引いて美しい字を書けるようになるために練習するという思いで揺れます。

大江縁のおばあちゃんが出した答えがより書を好きになる取り組み方なのだと思います。

淡い恋心や女学生時代の縁のおばあちゃんも面白かったです。




記憶に新しい(?)鵠沼学園との引き分け劇@市民書道大会。望月が人々の脳裏に衝撃を刻みこんだ伝説のあの事件から1年……

成長を遂げた新2年生・ユカリと望月が、個性豊かな新入部員と新年次最初の大舞台へ!

ユカリの祖母・英子と書道との出会いを描いた「湘南女学院書道部」編も完全収録した人が「書」を産み、「書」が人を創る文科系青春コメディー第九巻!!




鈴里高校書道部では日野部長が5月にある市民書道大会について話しています。

望月は少し考えると言い、他の部員は全員参加することが決まります。



大江縁はそば屋のみやた庵の店主に頼まれていたお品書きが完成し届けます。

店を出ると、帰ってきた宮田さんに会います。

宮田麻衣は男子生徒と一緒でした。男子と一緒にいるのを見られて縁に誤解されたくないからなんでもない人なのだと説明します。

しかし、縁は宮田さんが男の子と一緒にいたことに何も気にする様子もなく、書いたお品書きを届けてきたところです、と言い帰っていきます。

宮田さんは無関心な縁に腹を立てます。



島は椅子の上に正座し、壁に貼った「心」という字を見つめています。

加茂や三輪は島の様子が怖くて近寄ろうとしません。

独自の考えを持つ島が面白いです。



縁のおばあちゃん大江英子が書道部にやって来ます。

新入部員の島と羽生は英子に挨拶し、日野、望月、縁、加茂、三輪は市民書道大会の作品について相談します。



市民書道大会当日。

会場につくと鵠沼学園書道部の部員と鉢合わせします。

鵠沼書道部の日野よしみ部長は鈴里高校書道部を敵視しているので、騒がしくしていると、三浦清風先生、この市民書道大会の審査委員長がやってきて皆を注意します。

三浦先生はそれぞれの作品を寸評します。



鈴里高校書道部。

加茂と三輪は鵠沼の日野よしみに負けたことがくやしくて、縁のおばあちゃん大江英子先生に評価される書を教えてほしいと言います。

大江先生は書道を学ぶなら楽しいほうがいいのではと言います。

それでも賞を取れる書を教えてほしいというので、大江先生は賞を獲りたいという人には教えられないと怒って帰っていきます。



縁はおばあちゃんと話します。

賞を狙いに行くという考えはいけないことなのかと訊きます。

おばあちゃんは高校時代の話を始めます。

三浦清風先生、笠置亜紀子との出会い、三人て始めた書道部、賞を獲るために書く書についての考え、について話します。

縁は加茂と三輪が賞にこだわった理由を自分なりに解釈して、おばあちゃんにまた書道部に来てくれるよう説得します。



おばあちゃんは久しぶりな笠置亜紀子に会います。

三浦清風先生に同じ時同じだけ教えをもらったのに、書に対する考えが全く異なっていることに気づき、自分の考え方を貫こうと決めます。



おばあちゃんが鈴里高校書道部を訪れると加茂と三輪がすぐにおばあちゃんのところへ行き、書を教えてほしいと誤ります。

おばあちゃんは縁と話をして、少し考えを改めることにしたと言います。目標を設定することで書を楽しもうと言います。そして、早速5月下旬のしめ切りで「高野山競書大会」という書道展があるのでそこを目標にしようと言います。

縁は2年生は修学旅行があると言います。



書の話がたくさん出てきて楽しかったです。

続きます。



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2024年3月2日土曜日

河合克敏 とめはねっ! 鈴里高校書道部 8巻

縁はすこし自信をつけたと思うと、駄目だと落胆し、なかなか確信を持った前進ができないようです。




大学のオープンキャンパスを舞台に熱き火花を散らす鈴里高校と鵠沼学園の両書道部!

「かな」の創作授業で発表された最終成績は余りにも衝撃的で…!?

書道高校日本一・一条と柔道高校日本一・望月の幼なじみグダグダ初デートwithユカリ編や、毎年恒例! 新入部員獲得大作戦編をフル収録した「書」以外の青春グラフィティも超満載! の文科系青春コメディ第八巻!!






オープンキャンパス「高校生のための書道講座」の実技指導の授業の後、創作と寸評を行います。

担当する先生は寸評の際に順位をつけようと思うと話し、順位をつけるかどうかに挙手を求めます。

多くの生徒が希望するので順位をつけることになります。

和歌の書かれたプリントが配られ、和歌をどう書くかという全体の構図、なん箇所かを変体かなに変える、といった設計図を作成し、許可がでたら、半紙に書いてもらうという課題です。

時間は90分です。

はじめの合図から少しすると大槻藍子が設計図を提出します。担当の先生は許可を出します。

大槻さんの早さに教室がザワッとします。

続いて負けずに日野よしみが設計図を提出します。直しが入ります。

見城さんは許可が出ます。

日野ひろみ部長は許可が出ます。

勅使河原亮、加茂杏子、三輪詩織も許可が出ます。

大江縁は急いで持って行こうとしたらつまずいて転んでしまい、その拍子に斬新な発想が浮かび机に戻ります。

縁は設計図を提出すると許可をもらいます。

望月結希は修正をくらいます。



生徒が時間一杯まで使い書いた作品が審査されます。

先生は上位5作品を発表し寸評すると言います。



上位5位の作品は、

5位 日野よしみ

4位 大江縁

3位 見城美弥子

2位 日野ひろみ

1位 大槻藍子



となりました。

大江縁の作品が4位と発表され、日野よしみは驚きます。

縁は全体の構図の発想が評価されました。

鈴里高校書道部と鵠沼学園書道部の勝負は鈴里高校が勝利します。

沼学園書道部の部長日野よしみは口惜しそうにしています。

縁の書に対する取り組みが実を結びはじめています。



講座が終了し、大学を出ようとしたたら望月結希が東都文化大柔道部のコーチに呼び止められ柔道部の監督に会ってほしいと言われ道場に連れて行かれます。

大槻は望月に一条毅が講座に参加していることを知らせたくて望月の後を追います。

大槻は望月に一条がこの大学に来ていると知らせます。

望月は明日一条と会う約束をしていると言います。

縁はそれを聞いて驚いています。

帰りの電車で縁は驚いた理由を探します。



翌日、縁は鎌倉大仏で有名な寺に行きます。もしかしたら、望月に会えるかもしれないという期待でやって来ます。願いが届いて、望月を見つけます。

望月は一条とここで待ち合わせしていると言います。

せっかく望月に会えたのに縁は帰ろうとします。

望月は縁に一条に会ってみたらと言います。

縁と望月が話していると一条がやって来ます。

三人でブラブラします。

一条は恋のライバルとして縁を警戒しています。

縁はどこか落ち着きがない様子です。



数日後、書道部部員が集まり、新学期の新入生歓迎会で何をするか話し合います。

三輪が閃き、歓迎会での出し物の準備を始めます。



新入生歓迎会。

書道部の出し物は新入生に好評を得ます。

書道部に入部しようか迷っている生徒には出し物はふざけたものに映ったようで腹を立てています。



腹を立てていた生徒は島奏恵(しまかなえ)といい書道部顧問の影山先生の歳の離れた従兄妹です。

島は書道部に入部するつもりだったのに真剣に書道をやっていないから入らないと言います。

影山先生は一度見学してみてはどうかと言います。

柔道部の新入生羽生翔子(はぶしょうこ)が職員室に入って来て、影山先生に書道部に入部したいと言います。

影山先生は島と羽生を書道部に連れて行きます。

羽生は小学生の頃習字の塾に通っていたのでそれなりの字が書けます。

島は字は書かず、日野部長や縁の字を見学します。部長や望月の会話から入部を決めます。



島は前衛書という分野を学んでいます。

影山先生を通じて前衛書とはの説明が描かれます。

女子六人、男子一人の七人の書道部部活動が始まります。




物腰の柔らかい縁と、相手を簡単に認めてはいけないと言う羽生、縁を男子生徒いうだけで嫌う島がちょくちょく衝突しそうでにぎやかになりそうです。

続きます。



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