2017年6月12日月曜日

細野不二彦 電波の城 10巻

恐るべき素性を隠し、テレビ界に入り込み、格闘番組とクイズ番組のレギュラーを得て、今や人気女子アナとなった天宮詩織。そんな彼女にトップキャスター・本城律子と報道番組で初共演のチャンスが―――一方、谷口記者が取材する究極のエコ燃料に関するスクープには、スポンサーから圧力がかかり……!!ジャーナリズムか、広告収入か、揺れる局内―――天宮、谷口、本城、それぞれの運命をかけた報道番組は、波乱含みの生放送へ―――!


利害が絡み合う世界で真実を報道すること、報道することによって失うものの大きさ、ジャーナリストとしての使命について自分に問う本城律子、目的を果たすために着々と土台を築いていく天宮詩織、事件の真相をとことんつきとめようとする谷口ハジメ。

この巻は物語が展開していく力が強くてぐいぐい引き込まれました。
地位という欲望、報道の真実、事件の謎、放送業界の体質、描かれる人間模様が生々しくてフィクションだということを忘れてしまいそうになります。

2017年6月10日土曜日

細野不二彦 電波の城 9巻

美貌と知性の女子アナ・天宮詩織―――格闘番組からクイズ番組まで飛ぶ鳥を落とす勢いで超人気アナへと昇りつめた彼女には知られざる素性が―――おぞましい集団自殺事件を起こしたカルト宗教“聖レムリア教団”―――事件を追い続けた元・新聞記者は、惨劇から奇跡的に生き残ったひとりの少女へと辿り着いた―――


天宮詩織と狩野静香、石平と大坪の対決も面白かったけど、詩織の過去が次第に明らかになっていくのがこの巻で一番面白いところでした。

複雑に絡み合う人間関係が面白くてたまりません。
詩織と紀州の“ご老人”の出会いも描いてほしいです。