2024年1月28日日曜日

宮原るり 僕らはみんな河合荘 7巻

麻弓とシロさんは河合律が一人で帰宅しているところを見かけます。

麻弓は何かがこじれている予感がします。帰宅すると、宇佐が干からびています。失意のどん底いるような表情です。

宇佐は律の恋愛劇場に登場するのは自分だけだと思っていたのに、他の男子が登場し、ショックを受けて落ち込んでいます。



宇佐は律と上手く会話ができません。

麻弓と彩花は宇佐を励まします。

宇佐は素直に受け取れず、からかわれていると思ってしまいます。



林は前に律に言いすぎたことを謝ります。

律は林に宇佐に甘え過ぎていて、彼が自分に合わせるの大変だろうから変わらなくてはと色々やっていると言います。

林は相談に乗るから連絡先交換しましょうと言います。



律は林から書生カフェに行くつもりだからどうかと誘われます。

林は律の気持ちを軽くさせるためについでにという程度で宇佐を誘ってみればと言います。

律は頑張って宇佐を誘おうとします。しかし、律と宇佐はすれ違いが続きます。

律の前に椎名が現れ、律は宇佐を誘えず椎名を書生カフェに連れて行きます。

林は宇佐を連れて来れず椎名を連れて来たので律を説教します。

三人で会話をします。

律の行動に怒る林が面白いです。



宇佐はあいかわらず律とかみ合わず落ち込んでいます。なのにライバルと思っている高橋が律と自分が時間をかけて築いてきた小さなあれこれをいとも簡単に乗り越えていくのでイライラが募ります。



林はお手上げで書生カフェを出ます。

律と宇佐の関係は悪い方向にばかり行ってしまいます。



互いにこのままではいけないと思えば思うほどすれ違ってしまいます。

麻弓もうんざりして宇佐にしっかりしろと言い、彩花は二人で話せる機会をつくってあげようとおぜん立てします。

宇佐は律と話す時間を作ります。怒りに任せて思いをぶつけます。話してみると悪い方に考えすぎていて、思考が変になり勝手に誤解していたことに気づきます。

律は宇佐以上に不安になっていたようで、宇佐のためにとやっていたことが裏目に出ていただけなのだとわかります。

話して、律と宇佐は元の関係に戻ります。二人とも笑顔が戻ります。



麻弓はこじれないように修正してあげるのに律と宇佐の関係が元に戻ったらいつものように二人の様子にイライラし始めます。



やたらと外見の女子力を競い合うのを見て住子さんは違うところを競ったらと、料理の腕とか勝負してみてはどうかと言います。

律と麻弓と彩花は料理とは言えない一品を作ります。

宇佐はひどい結果だと三人を怒らせないようにコメントすると、何か作ってみろと言われます。

宇佐はパンケーキを作ります。律が試食し出来栄え味に感心します。

住子さんはあまりに料理ができないから彩花と律に料理の練習をしようと言います。

誘われない麻弓が面白いです。

佐久間がやって来ます。椎名が一緒について来ています。

椎名はマドレーヌを作って持ってきます。

律は椎名のマドレーヌの出来に危機感を感じ住子さんに料理を練習すると言います。



宇佐の母親からメロンと一緒に中学の卒業文集が送られてきて河合荘の住人たちで盛り上がります。

林がやって来ます。彩花にメイクを教えてもらう条件に卒業文集を持ってくるという条件を受け入れやって来ます。

林が彩花のメイクで別人になります。

林をかわいいという宇佐を律はジトッとした目で見ます。

そのあとの宇佐の発言と律の反応が面白いです。



お祭りで仮装行列をすることになり、宇佐とシロは足軽、律と林と椎名は町娘を、麻弓と彩花が、くの一をやる予定が変更になり、くの一と町娘が入れ替わります。椎名はイベントのゆるキャラを担当することになります。

律と林は、くの一の格好で行列に参加します。

周囲から声が聞こえてきてステージに上がろうとしている女子生徒の衣装が破れていると言っています。律が見ると椎名がステージ上がろうとしています。確かに衣装が破れているので、急いで駆け寄り自分の衣装を脱いで隠してあげます。

律の行動を見ていた宇佐は律の格好に慌てて、何か着せなくてはとあたふたします。

律の横にいた林が自分の衣装を律に着せてあげます。

自分はいいからと言う林に黒川がサッと自分の衣装を着せてあげます。

林は黒川のスマートな行動に心臓を射抜かれたような気持になります。

宇佐は律に肌の露出が多くなるのになぜ脱いだのかと叱ります。

律はムッとしつつも、誰も見ていないと言い返します。

宇佐は怒って、少なくとも俺は気にしているし見ている、他のヤツに見せたくないと言います。

ようやく律は宇佐の怒りの理由が分かり、恥ずかしさがこみ上げてきます。

夜帰宅すると律は上下ジャージを着込み完全ガードします。宇佐を意識し過ぎて変なことになっています。




宮原るり 僕らはみんな河合荘 7巻
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2024年1月24日水曜日

宮原るり 僕らはみんな河合荘 6巻

河合荘の住人は河合律と宇佐和成をとにかくからかいます。でも、二人の関係がおかしくならないように心配もしています。二人がすれ違わない程度の加減でからかう様子が面白いです。




ポストに郵便物が届いていないか見てきてと宇佐が開けると切手の貼っていない自分宛ての手紙を発見します。ラブレターに違いないとちょっとドキドキしながら辺りを気にして開封します。錦野麻弓のいたずらでした。



宇佐は麻弓に何度もいたずらすのをやめてほしいと言います。

麻弓は反省した素振りで謝ります。全然心がこもっていません。

河合律も麻弓のいたずらに腹を立てています。

仲良く喧嘩しています。



住子さんは今日は外で食べないかと言います。

麻弓は宇佐と律にお詫びにおごると自分のおすすめの店に行きます。



カラオケ店に行きます。

律は歌うのが苦手です。彩花は来週の合コンに備えて練習します。宇佐は歌わせてもらえません。

律と宇佐はちょっとしたトラブルに遭い、麻弓が間接的にその相手にやり返します。

結局は仲のいい河合荘の住人達です。



花見をします。

それぞれが役割を担当し、楽しい時間になります。

律と宇佐は少し距離が近づいているようです。

律に友達ができます。

落ち着いた感じのクラスメイトの男子が律に楽しそうに話しているのを見て興味を示します。



シロさんがノートパソコンを出してきて、何か書いています。

居間でみんな集まってその話になります。

住子さんはシロさんがパソコンを動かしたということにをちょっとうれしそうにします。

麻弓が即興で小説を創作して遊ぼうと言い、各々お題に沿って話をつなげていきます。



律と宇佐はゲームで遊びます。

彩花が律をからかいます。律の反応がわかりやすいです。



学校で律にクラスメイトの男子高橋くん、宇佐に佐久間の友達椎名が仲良くしようと話しをします。



高橋君は静かな感じの男子です。

椎名は明るくてぐいぐい話しかけてくる女子です。

椎名さんが度々宇佐に話しかけている様子を見ている律は気持ちがざわざわしています。



彩花の親友ツネコが河合荘にやって来ます。

観光をして宇佐がバイトしていたカフェに行きます。

宣伝のために撮った写真が宇佐の予想より大きく使われていて、宇佐は律に気まずさを感じます。

そこに、宇佐と一緒に撮った林が来店します。

ツネコは彩花や律や宇佐の触れられたくないところをことごとくいじくって帰っていきます。



後輩の椎名の宇佐への距離感が律を動揺させます。

宇佐は律が男子と普通に会話しているところを見て、律と恋愛に発展するの自分以外の男子の存在に気がつきます。




麻弓は律と宇佐をからかうのに一番二人の仲を心配しています。

思いやりはあるのだと思います。二人のぎこちなさを見るのも楽しみにしているんだと思います。




宮原るり 僕らはみんな河合荘 6巻
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2024年1月16日火曜日

やまもり三香 椿町ロンリープラネット 8巻

木曳野暁(あきびのあかつき)先生は大野ふみ(おおのふみ)の頬に口づけます。自分も悪かったと素直に気持ちを話します。

ふみは先生も腹を立てるんですかと言い、鞍月が言ったことが本当だったと驚いて言います。

木曳野先生は知られたくない気持ちなのを押し殺して、頭の中で考えていたふみへの思いを話して、これが恋なのだと認めます。

ふみは腰を抜かし、へたり込みます。木曳野先生と両想いになれた喜びを実感します。



今日の木曳野先生はやけに素直です。



翌日、木曳野先生は朝食を作ります。

ふみは喜びます。

木曳野先生は自分のことをいつまで先生と呼ぶのか、暁と呼べと催促します。

ふみは言えません。



登校途中、ふみは鞍月に声をかけられます。昨日はどうだった? と訊かれ、仲直りできましたと応えます。

元気のない洋ちゃんを見つけます。

学校が終わりドーナツ屋でふみと洋ちゃんと鞍月の三人で話します。

洋ちゃんは相生をデートに誘います。



洋ちゃんと相生のデートにふみと鞍月は変装してついて行きます。

途中で相生はふみと鞍月が隠れてついてきていることがわかり不機嫌になり帰っていきます。

洋ちゃんは追いかけて誤解を解きます。



ふみは夕食におでんを作ります。

木曳野先生は熱燗とともに食します。

話題は木曳野先生の父親のことになり、ふみはどんな人なのかと訊ねます。

木曳野先生は浮かない表情です。

ふみは吾郎が来ないのでどうしたのか訊きます。

木曳野先生は病気をして手にひびが入って自宅療養中だと言います。

するとふみはお見舞いに行ってくると言います。

木曳野先生は酒に酔ってしまって大胆な行動に出ます。



翌日ふみは吾郎のお見舞いに行きます。

木曳野先生は昨晩の記憶がありません。吾郎の住所を教えます。

吾郎は元気で、ふみが吾郎の自宅へ向かう途中道でばったり出会います。

二人は自宅へ向かいます。

吾郎はふみが木曳野の家に来てよかったと言います。

ふみはいろいろ話をして帰宅します。帰り道、いろんな仮定の話を想像し今のこの状況を安心して送れていることがなにより良いと感じています。



木曳野先生はふみを見送ってそのまま玄関で眠ってしまい、目を覚ますと目の前に見知らぬ女性がいて、誰だと訊くと、女性は吾郎の代わりに臨時で入っている畝田小夜子(うねださよこ)と名乗ります。

打ち合わせに入ると、木曳野先生は畝田がふみよく似ているので好感を持ち、ふみにしか見せない柔らかい表情で話します。

畝田は木曳野先生の柔らかい表情に何か感じます。

ふみが空を見上げると黒い雲がゴロゴロと鳴って不穏さを感じます。




やまもり三香 椿町ロンリープラネット 8巻
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2024年1月12日金曜日

やまもり三香 椿町ロンリープラネット 7巻

ふみは鞍月永人(くらつきえいと)に手をつながれ、こういうことをされるのは迷惑です、と伝えます。

二人でドーナツ屋に入り話をします。鞍月は自分の話をして、ふみみたいにはっきり迷惑と言われたのは初めてで他の女の人と何で違うのだろうと興味を示します。

ふみは好きな人がいるからだと言います。

話が盛り上がり、ふみは家まで送ってもらいます。家の前で木曳野先生が待っているのを見つけます。まずいと思い慌てて鞍月にここで結構ですと別れようとします。

声が聞こえたからか、ずっとふみが帰ってくる方向を見ていたからか、木曳野先生はふみを見つけます。帰りが遅いと叱ります。

ふみは文化祭の準備で遅くなったと言います。

鞍月は木曳野先生がふみの親類か何かだと思い、ふみをギュッと抱きしめ、叱らないであげて下さいと木曳野先生に言います。

ふみと木曳野先生は固まってしまいます。

ふみは大丈夫だと言って、離れてもらい、鞍月と別れます。背後の木曳野先生の様子を伺うのが恐ろしいようです。誤解させているのとはないかと心配していると、木曳野先生が中にはいるぞ、風邪をきると、なんでもないように言うので家に入ります。



こたつに置かれた柿を見つけます。

ふみは訊ねると、木曳野先生はべつにと素っ気ない返事をします。さっきの鞍月のことで怒っているのだと思い、柿は吾郎が持ってきたのかと沈黙を避けるため話をします。

木曳野先生は自分が用意した柿なのにと気を悪くしたようで、言わずにいたのに鞍月について訊ねます。

ふみは友達のような感じですと焦りながら言います。

二人の仲が気まずくなります。



洋ちゃんは相生にふみと仲良くするきっかけになった出来事を話します。



ふみはミスコンのリハーサルで多目的教室にいます。

鞍月から昨日のことを訊かれて、木曳野先生のことを話し、彼が何を考えているのかわからないと打ち明けます。

鞍月は話を聞いて、それは彼が嫉妬しているんだと言います。

ふみは鞍月の言葉に、予想もしていなかった木曳野先生がヤキモチを焼いているのかもしれないという可能性に気持ちがたかぶります。



帰宅し、ふみは確認しようと木曳野先生に話しかけます。意気地がなくて、結局来週文化祭があるとどうでもいいことを話してしまいます。



文化祭。

相生と洋ちゃんと仲が進みます。

ふみはミスコンの衣装に着替えています。

吾郎が文化祭に来ています。ふみは吾郎をみつけます。

吾郎は暁と来ていると言います。

ことを知ります。

ふみは柿のお礼を言います。柿が吾郎からのものではなく木曳野先生が買ってきたものだと知ります。



ミスコンが始まります。

ふみはステージ上から木曳野先生をみつけます。

ふみは途中でステージを降り、木曳野先生を探します。廊下を歩いている木曳野先生をみつけ、大きな声で呼び止めます。誰もいない教室に入り、木曳野先生の胸に飛び込みます。柿のこと、嫌な態度をとっていた理由、想いを気づかれるのが恥ずかしいこと、気持ちを話します。

木曳野先生はふみの気持ちがわかり、

「−−じゃあ 嫌なわけじゃないんだな」

と顔を寄せます。




やまもり三香 椿町ロンリープラネット 7巻
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2024年1月8日月曜日

やまもり三香 椿町ロンリープラネット 6巻

木曳野暁(きびきのあかつき)先生は付き合うか、と言います。

大野ふみはうそだ、と信じようとしません。私のどこが好きなのか訊きます。

木曳野先生はいくつも挙げていきます。

ふみの瞳から涙があふれます。木曳野先生がなぜ泣くと言うと、嬉しくてとこたえます。



ふみにとって生活が好きな人と一緒に暮らす、から、恋人と一緒に暮らす、になり状況が大きく変わります。



ふみは学校で洋ちゃん(飛梅洋、ふみの親友)に報告します。

木曳野先生は金石吾郎(木曳野暁の担当編集者で古くからの親友)に報告します。


木曳野先生は帰宅するとふみにデートに行こうかと誘います。



木曳野先生はふみが喜んでくれるであろうところとふみがいきたいところへ行きます。どうしてふみなのかデート中そんなことを考えています。博物館を出ると、ふみが自分に合わせて行きたいところを選んでいると思い、行きたいところを訊ねます。

ふみはスーパーへ行きます。

ふみと木曳野との初デートはふみばかりがドキドキさせられるものになりました。



初デートを終え数日後、吾郎がやって来ます。

ふみは新たな悩みを抱えていて、吾郎に相談します。

デートの帰り道、ある女性に出くわして、般若のような顔で自分を見ていたのだと言います。

吾郎はその女性を言い当て、冗談でふみを脅かすようなことを言います。

怖くなったふみは書店の店員桂さんに会いに行きます。

桂さんは木曳野先生がふみを選んだことに納得がいかないようです。思っていることをぶちまけて、どうしようもないことなのだと、あきらめて次に進もうとします。



学校は文化祭の準備に入ります。

ふみの学級は模擬店をすることに決まります。

ふみはミスコンに出ることになります。三年の鞍月永人という美形王子が登場し、ふみに急接近します。




やまもり三香 椿町ロンリープラネット 6巻
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2024年1月4日木曜日

やまもり三香 椿町ロンリープラネット 5巻

京都の取材旅行から戻り一週間が過ぎます

旅行前と比べ変わったことは金石吾郎(木曳野暁の担当編集者で古くからの親友)が頻繁に木曳野暁(きびきのあかつき)の家に来るようになったこと、暁が金石悟郎が家に来ると暁が必ず不機嫌になることです。



吾郎が来ると、暁は仕事を中断しているみたいです。

ふみ(大野ふみ)と吾郎を二人にさせたくないようです。

暁はその感情が何かまだわからないようです。



ふみは金石が頻繁に家に来ること、暁が不機嫌になること、どちらも理由がわかりません。

ふみにとっては伏見での寝言の件をうやむやにできそうなのでこの状況はどこか有難く思っています。



ふみは洋ちゃん(飛梅洋、ふみの親友)に相談してみます。

洋ちゃんにはたいしたことじゃないと言われ、そういうものなのかと納得しようとします。

買い物に来ている二人は店内に近々行われる夏祭りの告知のポスターをみつけます。

ふみは洋ちゃんに一緒に行かないかと誘います。

洋ちゃんは相生から誘われたことをふみに告げます。

ふみは洋ちゃんと相生くんがふたりで夏祭りに行くことに驚きます。

夏祭りの後、二人の仲が深まり付き合うことにでもなったらすごいことだなと考えます。ふみにとって想いが通じるということは想像できないくらいすごいことのようです。



ふみは帰宅します。

木曳野先生は上半身裸でふみを出迎えます。

ふみはあたふたします。洋ちゃんと相生が想いが通じ合うかもしれないというのに、自分と木曳野先生は想いがかすりもしないのですこし腹を立てます。



ふみは木曳野先生に意識してほしい、先生の特別になりたいと思うことが身の程知らずなのではと考え、落ち込みます。

木曳野先生が居間に入って来ます。木曳野先生はどこか反省している風です。

ふみは自分の想いとは異なる思いでも木曳野先生が気にかけてくれていることにうれしさを感じます。



また吾郎がやって来てます。三人で夏祭りに行きます。

三人は夏祭りを楽しみます。

笑顔のふみに吾郎は

「よかったね 暁とお祭り来れて」

と言います。

ふみは曖昧に誤魔化そうとすると、吾郎は

「ごまかさなくてだいじょうぶだよ 好きなんでしょ? 暁のこと」

と言います。

ふみは隠せていない気持ちを必死に隠そうとします。けれど諦めて、

「あの!! このこと先生には言わないで下さいね!!」

と認めてしまいます。

吾郎は、

「安心して オレは協力者だから」

と言います。昔からの友達木曳野先生について話します。



花火が始まるので移動しようとすると、吾郎が大事な用があると帰っていきます。

ふみと木曳野先生二人で花火を見ます。

木曳野先生はふみの好きな人が気になるようで、花火にその人と来られなくてよかったのか、どんな奴なんだ、と訊きます。

ふみは木曳野先生をイメージして話します。

花火が始まり、ふみは木曳野先生に想いを告げます。



木曳野先生はやや驚いた表情でふみを見ます。

そこに洋ちゃんと相生がふみを見つけてやって来ます。

ふみは木曳野先生にちょっと寄り道して行くので先に帰っていて下さいと言います。ふみは洋ちゃんとその場を離れます。相生がついて行きます。

ようちゃんがふみに声をかけると、ふみは泣いています。

ふみは洋ちゃんに説明します。木曳野先生がすごく困った顔をしていたと、想いと告げたことを後悔しています。

洋ちゃんはしばらくウチに来る? とふみの気持ちが整理つくまで顔合わせないのもいいことではないかと言います。



ふみは帰宅し、木曳野先生に、夏祭りで言ったことを謝ります。でもそれは自分の本当の気持ちです。だからと言って、先生を困らせるつもりはない。何を望むでもない、気にしないで下さいと言います。そして、お休みが欲しいと、夏祭りで会った友達の所に何日か遊びに行きたいと言います。

木曳野先生は、そうか、わかったと言います。



木曳野先生のこれまでの人とどう接して来たかが描かれます。何度も人と向き合ってみても結果はいつも同じなので、ひとりでいればいいと考えています。

ふみについてどう思っているのか自問します。答えを出します。



洋ちゃんの家にいるふみも洋ちゃんに助言され、自問します。

数日後、ふみと洋ちゃんが勉強をしていると、チャイムが鳴ります。

洋ちゃんが出てると、ふみを呼びます。

ふみが玄関に行くと、木曳野先生が立っていて、

「迎えに来た」

と汗だくで息を切らして言います。

ふみは木曳野先生の自宅に帰ります。

帰り道、木曳野先生は、

「付き合うか」

とふみに言います。

「この3日 オレなりに考えてみたこたえだ ふみ オレと付き合うか?」

と言います。




やまもり三香 椿町ロンリープラネット 5巻
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