白い龍キジャ、青い龍シンア、が仲間になり、次にヨナは緑龍に会いに行こうとします。
緑龍は龍の宿命を知っているようで、知ったうえで何が何でも宿命に抗おうとしています。
自由を獲得するため縛られるものからとことん逃げてきたようです。シンア(青龍)とは反対の生き方をしてきた緑龍はどういう物語の末、ヨナの仲間になるのでしょうか。楽しみです。
地震によって岩山の奥深い空間に閉じ込められてしまったヨナ、ユン、キジャは空気がなくなる前になんとか脱出するため壁を掘ろうとします。
青龍が現れ一番最短で外に出られる方向示し、協力して壁を掘ります。
外ではハクが里の人々の協力を得て、閉じ込められているであろう方向に掘り進めています。
互いに掘り進めて比較的短い時間でヨナたちは外に出ることができます。
青龍は面をつけていて、そうするのには理由があります。里の人々は青龍の目を見ると石になるというのです。
ヨナは青龍のことを誰も理解してあげようとしない里の人たちにくやしくて涙します。
ヨナは青龍にこの里を出て、私たちと一緒に行こうと言います。
青龍はこれまでの孤独からヨナを全部信じていいものか迷います。
しかし、信じてみたいと思う心が青龍にヨナたちと一緒に行く決断をさせます。
青龍には名がなく、ヨナが「シンア」と名づけます。
シンアはヨナが初めて名づけてくれた名前を大事にしようとうれしそうにしています。
キジャが緑龍の気配を感じます。
キジャは別の龍シンアに会えてうれしそうです。
ヨナは緑龍がいる場所に向かう途中、火の土地のとある村の悲惨さを目にします。
土地は痩せ、村人は病を治す術もなくただ絶望とともに終わりを待つような有様。
すこし話しができる村人はヨナの父である先王イルを非難します。
ヨナは城の外に出てみて初めて国の現状を知ります。涙を押し殺し強くならねばを決意を新たにします。
緑龍を探して、地の部族阿波(アワ)の港にやってきます。
緑龍は白龍キジャと青龍シンアの気配に気づいています。会いたくないので逃げています。
ヨナは緑龍を探しながら、街に活気がないことに気がつきます。
阿波の人から情報を得て、この一帯の領主であるヤン・クムジの横暴を知ります。
海賊と呼ばれる集団がヤン・クムジに対抗していることを掴むとヨナは、海賊に接触しようとします。
緑龍はジェハと言い、海賊の一味です。
ジェハはハクの腕前を街で見かけ、海賊に勧誘したくて、ハクを探します。
ヨナたちはようやくジェハに会うことができます。
ヨナの進むべき道が少しだけ明らかになりました。
スウォンと対峙するのはまだ先になりそうです。
続きます。
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